「ライフプラン」の超活用法

こんにちは。林FP的事務所の林陽子です。

家計やお金の話でよく耳にする「ライフプラン」。

私達FPは当たり前のように使っていますが、皆さんは具体的にどんなものなのか知っていますか?

今日は、ライフプランとはどういったものなのか、皆さんの人生にどう役立てていくのかを改めてご紹介します。

最後にはプレゼント企画のご案内もあります。是非ご覧くださいね。

これが「ライフプラン」です

文字通りに訳すと「人生の計画」

あなたには、理想の将来像や、人生をこんな風に過ごしたいといった希望はありますか?できそうなこと、できそうにないこと、色々あると思いますが、頭の中に思い描いていることを実現できれば素晴らしいですよね。

そういった夢や希望を叶えるためには、たいていの場合お金が必要になります。

また、理想とは別に、将来考えられる局面や出来事にも、お金の増減はついて回ってきます。

社会生活を送っている限り、お金のやりくりとは付き合っていかなければいけません。

そんな、今の状況、その先の人生の予測、夢や希望をお金の収支を通して見通すためのツール、それが「ライフプランシミュレーション」略して「ライフプラン」なのです。

「ライフプラン」具体的にはどういったもの?

では、ライフプランはどのようなものなのでしょうか。

具体的には、「キャッシュフロー表」という表を用いて、今と今後の収支を見通していきます。

キャッシュフロー表の例をこちらに載せますね。

この例では、今の状況から20年後までの収支を一枚の表にまとめてあります。だいたい、世帯主の方が100歳になるくらいまでを作成するので、この46歳の方でしたら、この表のあとに2枚続きがあると思っていただければ良いです。

まず横軸を見ましょう。上の方にご家族の構成と現在~20年後の年齢、真ん中に収入の明細、その下に支出の明細、一番下にその年の収支と資産残高が載っています。

次に縦軸を確認してみましょう。左端の1(年目)という数字から下が今年の予定収支になります。その右の2から下の一列が来年の予定収支です。そんなふうに右に行くに従って年が経っていきます。

この表を見れば、収支がマイナスになってしまう(収入より支出が多い状態)のがいつか、現在持っている資産はどのように増え、または減っていくかなどの予測がわかるのです。

例の表を見ると、世帯主53歳時から4年間、収支がマイナスになっています。子供が大学在学時期なので、こども費がピークを迎えているのです。この時期に向けて教育費を準備しておく必要があることがわかります。またこのペースだと、世帯主が60歳で退職する直前には金融資産残高が2000万円程度ありそうだ、ということもわかります。ここには載せていませんが、2枚め、3枚目をみていけば、2000万円と退職金を取り崩していき、何歳くらいまで金融資産を持ち続けて行けるかということもわかります。

「ライフプラン」本当の活かし方とは

上に書いたように、キャッシュフロー表を見てみると、このままの収支で問題がありそうかどうか、理想の生活を送ることができそうか、ということが浮き彫りになってくるかと思います。これはいわば、「現在時点での将来予測」ということになります。

このキャッシュフロー表を作成した段階まででも、

  • 将来の予測を想像したり話し合うことで、家族の将来像がより鮮明になる。
  • プランを作るまでの段階で、現時点の資産の棚卸しや家計の状況を把握することができる。
  • 家計に問題がありそうか発見することができる。

など、効果は充分にあるといえるでしょう。

しかし、本当の「ライフプラン」の実力はこれだけではありません。

この、キャッシュフロー表にバリエーションを持たせることで、違う条件での予測を立てられたり、問題解決のためには何をどれくらい改善するべきかを考えたりすることができます。

複数プランを作成することで、ライフプラン作成の効果は倍増していくのです。

現状を把握し、問題を発見し、改善の手立てを見つける。

現状を把握し、新たなチャレンジが出来るか検証し、どうすれば実現できそうかの手がかりを得る。

これが出来るのがライフプランの一番の効果ではないかと考えています。

そしてさらに、はじめに作った現状プランから理想のプランを育てていき、その過程で変えた部分でできそうなことから実践していくことで、家族の人生が理想に近づいていきます。

せっかく作ったプランですから、暮らしに役立てる、人生に役立てることがとても大切ですね。

まとめ

今回はライフプランとは具体的にはどういったものか、ライフプランの効果や活かし方について説明しました。

  • ライフプランを作ると、キャッシュフロー表将来に渡る収支がまとめられる
  • キャッシュフロー表で、現状での予測を確認でき、問題点も見つけられる
  • 複数キャッシュフロー表を作成することで、他のシチュエーションを考えたり、問題解決の方法を探ることができる。
  • プラン作成を通して変えようとしたことを実践して、人生をより良いものに!

では、具体的にどのようにすればライフプランを作成できるのか、どんな準備が必要なのでしょうか。そんな疑問にお答えできるミニセミナー、レジュメをプレゼントする企画を行うことが決定しました!

詳しくはこちら🔽🔽

◇林FP事務所 代表 林健太郎のTwitterアカウントにて配布いたします!
◇期間は 2023年5月22日(月)18:00  ~  5月26日(金)23:59までです。
お見逃しなく!!
 

↓期間限定の無料コンテンツをお受け取り下さい

資産形成メルマガ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です