CNPが教えてくれた「運営の楽しさ」を分かち合う新しい時代

こんにちは、林です。
久しぶりの更新となってしまい申し訳ありません。実は最近、業務のAI自動化を猛スピードで進めており、今回のブログ記事も含めて、かなりの部分が自動化されるようになりました。
今日は、そんなAI自動化の話も含めて、CNPプロジェクトから学んだ「運営の民主化」という新しい考え方についてお話ししたいと思います。
目次(タップでジャンプ)
AI自動化がもたらす新しいワークフロー
まず、現在進めているAI自動化について少しお話しします。
現在、以下のワークフローが完全に自動化されています:
- 朝の音声配信から文字起こし(AIで自動)
- 文字起こしからメルマガ原稿作成(AIで自動)
- メルマガ原稿を配信スタンドに予約(AIで自動)
- ブログ記事の構成設計と原稿作成(AIで自動)
僕がすることは「メルマガ作成して予約しといて」「ブログ記事も作成して」と、AIに指示するだけです。
重要なのは、単純なプログラムのハードコーディングではなく、MCPという仕組みを使ってワークフロー設計を柔軟かつ簡単に変更できるようにしていることです。ワークフローは頻繁に変わるものなので、この柔軟性こそが実用的なAI活用の鍵なのです。
もちろん、必要に応じて原稿を手動で編集することも可能で、AIと人間の協働という形を大切にしています。
運営って本当は楽しいものなんです
さて、本題に入りましょう。突然ですが、「運営」という言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?
「大変そう」「責任が重そう」「やりたくない仕事」
そんなネガティブなイメージを持つ人も多いかもしれません。確かに、従来の運営は一部の人に負担が集中し、その他の人は「お客さん」として参加するだけという構造が一般的でした。
でも、僕は運営って本当は楽しいものだと思うんです。
企画を考えて、人を集めて、イベントを開催して、みんなに喜んでもらう。時には賞賛をもらったり、感謝されたり。参加者の笑顔を直接見ることができる。
こんな素晴らしい体験を一部の人だけが独占するのは、本当にもったいないことです。
しかも、運営に関わることで得られるものは達成感だけではありません。プロジェクトマネジメントスキル、コミュニケーション能力、問題解決能力など、ビジネスでも活かせる実践的なスキルを身につけることができるのです。
CNPが示した「運営の民主化」という革命
そんな中、CNPプロジェクトが非常に興味深い取り組みをしています。それが「運営の民主化」です。
通常のプロジェクトでは、運営は限られた人だけが行います。運営チームが決まっていて、その他の人は「参加者」として楽しむだけというのが一般的な構造です。
でもCNPでは、「運営の楽しさをみんなでシェアしよう」という思想があります。
例えば、Licensing Japan 2024でも運営メンバーを広く募集していました。「やりたい方は手を挙げてください」こんな風に、積極的にみんなに参加を呼びかけるんです。
これは単に人手が足りないからではありません。運営の楽しさをみんなで分かち合いたいからなんです。
このアプローチの素晴らしいところは、参加者が「お客さん」から「仲間」に変わることです。プロジェクトに対する当事者意識が生まれ、より深いエンゲージメントが生まれるのです。
なぜ今「民主化」が必要なのか
なぜ今、この「運営の民主化」が注目されるのでしょうか?
従来のマーケティングは上から落とし込む形が中心でした。「こういう施策をやります」「参加してください」という一方向のコミュニケーションです。
でも、現代の消費者はそんなやり方に慣れてしまっています。もっと面白いことはないかな?もっと参加している実感が欲しいな?そう思っている人が多いはずです。
特にデジタルネイティブ世代は、単なる「受け手」でいることに満足しません。自分たちも何かを作り上げる一部でありたいと思っているのです。
だからこそ、運営に参加できる体験そのものが強力なエンターテインメントになるんです。
また、Web3やDAO(分散型自律組織)の概念が広まる中で、「みんなで一緒に作り上げる」という価値観そのものが時代の流れに合っているとも言えるでしょう。
あなたの関わるプロジェクトでも活用できます
これはCNPだけの話ではありません。あなたが関わっているコミュニティやプロジェクトでも同じことが言えます。
「みんなで一緒に作り上げる感覚」「自分も運営の一部である実感」これらを提供できれば、コミュニティの熱量は格段に上がります。
具体的には以下のような取り組みが考えられます:
- イベント企画への参加者募集
- コンテンツ制作への協力依頼
- コミュニティルールの共同策定
- 新メンバー向けのウェルカム活動
- フィードバック収集と改善提案
もちろん、すべてのプロジェクトで完全な民主化が必要というわけではありません。プロジェクトの性質や規模によって、適切な参加の度合いは変わるでしょう。
でも、コミュニティの力を活かしたいと思うなら、この「運営の民主化」という視点はきっと役に立つはずです。
これからは「一緒に作る」時代
最近、AI開発の現場でも同じようなことを感じています。
AIに任せっきりにするのではなく、人間とAIが協力して作り上げていく過程そのものが楽しいんですよね。「一緒に作っている感覚」これがあるかないかで、プロジェクトの面白さは大きく変わります。
Web3の世界もそうですが、これからは「一緒に作る」時代です。トップダウンではなく、みんなで協力して何かを生み出していく。そんな新しい価値創造のスタイルが主流になっていくでしょう。
CNPはその先駆けとして、「運営の民主化」という新しいモデルを実践し、その可能性を示してくれています。
あなたも、関わるプロジェクトやコミュニティで、この「一緒に作る楽しさ」を分かち合ってみませんか?きっと、今まで味わったことのない新しい体験が待っているはずです。
一緒に作る楽しさ
楽しいですね!☺