資産構築のスタート地点、整理整頓とココロの関係の「理屈」は、ご存知ですか?

先日、僕の読者からこちらのコメントをいただきました。

在庫整理と資産管理に因果関係があることは、
先生の説明で理解出来ましたが、
一般的に部屋の整理と風水は良く関係を指摘されます。

もしかしたら昔の人は、経験的に部屋の整理をするとか金運アップすることが
資産管理の理屈が解らなくても、何故か金運がアップする事実のみに着目して
風水を作ったりしてませんかね?

H様、ありがとうございます。

これは面白い視点だと思いますので、
今日は整理整頓とココロについて書いてみます。

風水の詳細はわかりませんが…

僕は風水の専門家ではないので、詳しいことはわかりませんが
風水によって運気を高めたり、お金持ちになろう、
という記事はよく見かけます。

一見、怪しいようにも見えますが、
実はそれほど間違ったことを言っているようでもなくて、
要はモチベーションの上がることをしましょう。
整理整頓や清掃を心がけて、気持ちよく過ごしましょう、
と言っているように(僕には)見えます。

それが運気を高めたり、金運を上昇させたりするのは
ある意味、当たり前の話と言えますね。

それが「風水」という理論?体系に沿って
行われている、という見方はできそうです。

だからなにも怪しいことはなくて、
良いことだと思います。

理論面においては、整理整頓やモノを減らすことが
余計な在庫管理コストを減らしてお金を効果的に
貯めることが出来るのは、特に製造業の現場では
当たり前の話です。

在庫減らしや整理整頓の重要性に関しては、過去、
こちらの記事にも書きました。

https://h-fpo.com/?p=2462

製造現場では、5S3定で、利益を増やそう、
なんてことは、耳にタコができるほどの
常識なんですよね。

整理整頓とは、心のあり方を整えるということに他ならない

モノというのは、勝手には動きませんよね。

お掃除ロボットのように、勝手に動き回るものは別として、
その他のものは、あなたが動かさない限り、
勝手には動いたり移動したりしないはずです。

さて、ここで一つの結論が導けます。

今、あなたの目の前にあるモノの状態というのは、
過去にそのモノを「あなたが」移動させ、
そして今ある場所で「構わない」とあなたが考えて
移動を終了させた、まさにその状態である
ということです。

いいですか?

あなたが「このモノはそこでOKである」と
許可を出した結果だということです。

意識的であろうと、無意識的であろうと、
それはあまり関係ありません。

なぜなら、そのモノがそこにあるとまずいのであれば、
意識的であろうと無意識的であろうと、
必ずあなたはそれを「まずくない場所」まで
さらに移動させるはずだからです。

「いや、いいとは思ってないよ。ホントは片付けたいんだ…」

と、おっしゃるかもしれませんね。

気持ちとしては分かりますが、
とても重たくて動かせないようなモノでもない限り、
ほとんどのモノは1分以内に片付けられるはずです。

それすらしないということは、
実はそれでいいと思っているんですね。

表面上は「片付けたい」という気持ちはあっても、
無意識的には
「面倒くさいし、今の状態でもまぁ、問題ないでしょ」
というわけです。

しぶしぶかもしれませんが、
許可は与えているということですね。

これが何を意味しているのか?

結局のところ、今の状態は、
あなたの頭の中で考えている
「これでいい」という状態が
そのまま現れているということです。

もっと端的に言えば、これが
「良くも悪くもこれが頭の中の状態である」
ということなんですね。

頭の中の状態が、そのまま
モノの配置に現れているだけです。

全てのモノがキッチリ片付いて整理整頓されていれば、
あなたの頭の中も素晴らしく整理されていて
思考がクリアな状態ですし、

ものが全く片付いていない状態であれば、
頭の中も同様にゴチャゴチャしてて、
思考が進まない状態だということです。

頭の中がゴチャゴチャの状態では
資産を増やしていくことはおろか、
夢に向かって前進するエネルギーも、
生み出せません。

きちんと頭の中を整理するために
モノの整理整頓から手を付けるというのは
実はとても合理的なんですね。

面白いことに、
「さぁやるぞ!」と一念発起して完璧に整理整頓したとしても、
頭の中が整理されていなければ、遅かれ早かれ
また元のゴチャゴチャの状態に戻ります。

それは子どもの部屋を見ればよく分かるはずです(笑)

つまり、整理整頓の状態というのは、
頭の中の状態が現れたものだということの
証明なんですよね。

「日本人は型から入る」。それでOKです。

では次に、
頭の中をスッキリ整理させるのが先か、
あるいはモノの整理整頓が先か?
という問題はあります。

先ほどの話で言えば、頭の整理を先にやらないと、
モノの整理整頓も進まないということになります。

確かにそれは正攻法ではあるんですが、
そうはいっても「頭の中を整理してください」
なんて言われても、すぐには出来ませんよね。

だから、まずモノの片付けとか整理整頓から入って

「なぜ、いつも片付かないんだろう?」

「どうして、モノが散らかってしまうんだろう」

という思考を繰り返すことで
結果として頭の整理を進めていくというのも
良い方法だと思います。

よく、日本人は「型」から入るといいます。

茶道でも、柔道でも、必ず「型」を覚えますよね。

そうした決まった動作や型を覚え、
なぜそうするんだろう?という思考を通して
頭と体を鍛えていく方法です。

一見、遠回りに見えて
実はとても実践的な方法(近道?)ですので、
お勧めですね。

整理整頓の実践的方法

整理整頓で言えば、まず1箇所だけでいいので
完璧に片付け、整理整頓をしてください。

その状態で写真を撮っておき、
近くに貼っておくこともお勧めです。

そしてその状態を1ヶ月、2ヶ月とできるだけ長期間、
維持してみてください。

すぐにまた散らかってしまうようであれば、
「なぜ、そうなってしまうんだろう?」
と考え、対策を取ってください。

具体的な対策が思いつかなければ、
ネットで調べたり、片付け系の本で学ぶのもいいですね。

また、これは本当に(ここに)必要か?
不要なら捨てるべきではないか?
と自分に問いかけてみるのも非常に効果があります。

これらを繰り返すことで、頭を鍛えていくことができます。

と同時に、部屋の整理整頓もどんどん進んでいきますので、
一石二鳥ですよ。

整理整頓された状態が維持できれば、
お金を貯める準備がきちんと出来たことになります。

では、今日も頑張ってまいりましょう。

ps.

余談ですが、

一時期(今でも?)一世を風靡した
「人生がときめく片付けの魔法」(近藤麻理恵著)
という本がありますが、人によっては
すごくいい方法だと思います。

要約すればココロに語りかけて断捨離しよう、
整理整頓しよう、ということなんですが、
ココロと片付けが実は直結している、
ということを見抜いた良書ですね。

ただ、ときめくかどうか?と言われても
男性はときめきづらい(?笑)と思うので、
男性版もあれば、ぜひ欲しいところですが…。

ps2.

8月14日発売の日経ヴェリタスの特集記事、
確定拠出年金 とことん活用術の4ページ目に、
僕のコメントが掲載されていました。

良かったら、ご確認ください(笑)

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