ライフプランがただの数字の羅列だというなら、それを作る意味は全くありません。

ライフプランという言葉は耳にしたことがあると思います。

また、なんとなく作らなくちゃいけないなぁ、
という感覚もあるかもしれません。

ではライフプランには作る意味の無いライフプランと、
作るべきライフプランの2種類があるというのは、
ご存知でしたか?

ライフプランは自己変革のためのツール

結論から言えば、僕は
ライフプランは自己変革のためのツール、
と位置付けています。

実はライフプランというのは条件を緩めにすれば、
無理やり安心のプランも出せちゃうんですね。

ただ、僕はそれはしていません。

確かにそれでも結果的にうまくいく可能性はありますが、
逆にうまく行かなかった場合、
つまり人生のお金が足りなくなった時に
どうやって挽回すればいいんでしょうか。

例えば退職してから気づいたとして、
絶対無理とはいいませんけど、
かなり苦しい対応を強いられてしまいます。

自分の立ち位置を正しく評価し損ねて
余裕をかましていたら、ラスト1周になって
もうガソリンが無いことに気づいた…
みたいな。

余計分かりにくいか(苦笑)

まぁ、そうならないためにも、妥当な範囲で、
厳しめに作るようにしています。

厳しめで大丈夫なら、実は貯め過ぎも問題

ライフプランは厳しめで作ると言いましたが、
それで大丈夫だと判断できるなら、
それ以上貯蓄ばかりしてもよくありません。

少数派ではあるものの、
僕のお客様の中の1割程度、
「大丈夫」という方がおられます。

そういう方は、逆に貯蓄過多の傾向があります。

要は、不安に駆られて必要以上に貯蓄に励む、
という状況に陥っているわけですね。

そういう方には、余裕のある範囲で
新しいことやより大きなことにチャレンジしたり、
子供との大切な時間を充実させたり、
といったことにお金を使ってもいいのでは?
とアドバイスしています。

まぁ、少数派ではあるんですけどね…。

逆に言えば、ほとんどの方は
それぐらいを目指すぐらいが
ちょうどいいとも言えそうです。

自己変革が必要なことは知っている。でも行動できない罠

そうは言っても、なかなか行動できない、
というのがホンネなわけですよね。

ライフプランの意味を知る上で、
もう一つ大事な視点があります。

それは、
自分を変えなければ未来(結果)は変わらない
という当たり前の事実です。

ご自身の人生ってものすごく大事なものだと思うのですが、
大変残念なことに、それを良い方向に変えていくための手段として
なぜか「モノ」だけに頼る人が多い。

ここでいうモノというのは金融商品を含むモノであり
例えばインデックスファンドであったり、
保険であったりします。

個々の商品の課題はここでは置いておくとして
はたしてこれらの金融商品「だけ」で
あなたの人生が変わるのでしょうか。

確かに、インデックス積立投資などで
資産が増えていけば、その分、
生活は楽になるでしょう。

ですが、そのインパクトはどこから来ているかというと、
「あなたが元本として拠出したお金」です。

その拠出額が大きければ大きいほど、
当然未来の資産は大きく増えていきます。

どういうことかというと、
本当にあなたの未来を変えてくれるのは
どれだけ本気でお金を拠出できるかであり
インデックスファンドはあなたの努力に対する
「加速装置」の意味でしかありません。

この加速装置が大きな威力を発揮するためには
大きな元本が必要であり、その元本を拠出するのは
あなた自身だということです。

大抵の場合、
その元本はあなたが工夫して節約したお金や、
努力して得た収入の一部、ですよね。

それが今出来ていないということであれば、
それが出来るように、「あなた自身」が
努力して変わるしかありません。

誤解のないように付け加えておきますが、
(積立)投資に意味がないということではありません。

僕もやっていますし。

それはそれでもちろんやって頂いていいことですが、
その本質的価値はあなたの努力から始まっていることを
決して忘れないでください。

インデックスファンドがあなたの人生を
あなたの代わりに変えてくれるわけではありません。

インデックスファンドは、あなたの努力と
組み合わせて初めて威力を発揮するものです。

結局、努力無しに人生は変わりません。

そしてこの努力の価値を教えてくれるのが、
ライフプラン(キャッシュフロー)です。

キャッシュフローを見ない怖さ

もう一つ加えておくなら、
キャッシュフローを見ずに積立投資をしたとしても、
場当たり的になってしまったり、積立額が不十分だったり、
積み立てたお金を大幅に取り崩すことになったり
する可能性があります。

こればかりは個々人の状況次第ですが、
典型的な話をすれば、
子供が大学進学するまでの期間、
子供が独立してから退職までの期間、
この二つの期間が貯め時で、
それ以外の期間は大幅に減っていくか、
よくてトントンです。

ということは、余裕のある時に
自分が感じる「以上」の積み立てが必要であることは
頭で理解出来ると思います。

でもそれをきちんとイメージできて、
具体的な額を把握しながら、
行動に移せている人は
残念ながら少数派です。

実際僕のところに相談される方は
適切な行動を取ることが出来ておらず、
漠然とした将来の不安は、
そのまま当たっていることが多い。

この「課題」を数字とイメージで把握することで、
やっと行動に移せる。

結局人というのはそういうものかもしれません。

ライフプランは「行動を起こすためのツール」だと
僕は考えています。

これを自分一人でやるのは色々な意味で難しいので
それを僕がサポートしているというわけです。

(難しいという一番の理由は、今まで行動を起こせなかった人が
自分自身で徹底的にライフイベントを棚卸ししたり、
厳しいライフプランを作成するだけの根性があるか?
という矛盾にあります)

「自分事」と思わなければ、人は絶対動かない

ネットや本には、いろんな情報があります。

曰く、年100万円貯めろとか、
老後には(年金合わせて)1億円必要だとか、
教育資金は一人1000万円以上かかるとか、
保険はやめた方がいいとか。

でも、どことなく
「誰か別の人の事」
だと思っていませんか。

だからこそ、今、行動出来ていないはずです。

もちろん、誰か別の人の事と感じられてしまうのは、
無理のないことです。

実際、老後に1億円必要だと言われても、
それって自分のライフスタイルとは
違う人のことだよね、と。

自分事と捉えられるようにするには、
「徹底的に自分の状況や数字を入れていく」
以外にありません。

生活費の明細しかり、
保険契約の明細しかり、
子は何人だろうか、どういう進路を取る想定ですか?
退職年齢は何歳ですか、退職金はいくらですか。
車は無いと困る土地柄ですか?
実家は離れていますか?
親の介護は、相続は…

…これぐらいにしておきますが、
全てにあなたの「数字」と「状況」が入って、
初めて「あなたのこと」として
捉えられるようになります。

  • 自分自身のライフイベントを徹底的に棚卸しし、自分の事として捉えること
  • 数字で現実を目の当たりにすること

この二つが揃って、
初めてようやく行動に移せる、
というわけですね。

ライフプランを作るという作業自体は、
僕みたいに外注してもらって構いません。

もちろん、ライフプランは可能な限り
正確で妥当である必要があります。

でなければ、それに向かう行動が
正しいかどうかの確信が
持てなくなってしまいますので。

ざっくり作ったものでは
確信が生まれませんから、
やはり行動が引き起こせません。

結局これも、
努力して作ったものでなければいけない
ということですね。

その努力をするお手伝いを、
僕はしています。

ps.

SBIポイントで募金ができるようです。

平成29年九州北部大雨災害 緊急支援のためのポイント募金を開始

九州北部の大雨災害支援で、
いろんな募金が立ち上がっているようですが
これもそのうちの一つですね。

もちろん寄付というのは自由行為ですが
1ポイントから寄付できますし、
ポイントだと心理的な抵抗もあまりありませんから、
やりやすいかもしれません。

※ ただしポイントでの寄付は寄付金控除できないので、
控除が必要な場合は通常の金銭寄付か、ふるさと納税などの方が
いいでしょう。

僕はSBIで投信を所有している都合で
SBIポイントが勝手にたまるので、
現在手元にあるSBIポイントを寄付させて頂きました。

少しでもお役に立てば幸いです。

被害にあわれた方へ、心よりお見舞い申し上げます。

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