高齢出産の子どもは出産しない?!産んで終わりではない高齢出産の影響
こんにちは。岡田のりかです。
私がときどき記事を読ませていただいている
こちらのサイトをご紹介します。
文字通り、子どもをもう一人持ちたい方のための
情報を配信しているサイトです。
妊活に関して参考になる情報が色々と掲載されていますから
よかったら時々のぞいてみてくださいね。
今回は、その中で目につきました、
こちらの記事から。
国立研究開発法人国立成育医療研究センター長などを
務めていらっしゃる齊藤先生の記事で、
前半は、
・妊娠適齢期の話
・そこから逆算した、妊活を始める時期のリミット
といった話なのですが、
特に気になったのは、後半部分。
生まれた子どもへの影響についてです。
お母さんの出産年齢が高齢化するほど、生まれた娘が子どもを持つ確率は低下する?!
私も高齢出産経験者のひとりですので、
これはちょっとショッキングな内容でした。
一部をそのまま抜粋してみますね。
(前略)
今回の論文は、高齢のお母さんから生まれた児は成長してからもお母さんが高齢出産であったということで、出生した児が成長した後に母の高齢出産の影響が現れることがあるという論文です。
(中略)
内容はお母さんの出産年齢が高齢化するほど、生まれた娘がご自分の子供を持つ確率は低下するという内容です。
お母さんの出産年齢20-24歳を基準として、それより若い時に出産すると娘が次の世代の子供(孫)を持たない確率は減りますが、25歳以上の方では出産年齢が高齢化するとともに、娘が子供を持たない確率がどんどん高くなることがわかります。
この原因はまだ、解明されていないのですが、疫学での研究では明らかに起こっている現象とされています。高齢のお母さんの卵子の劣化や生まれた後に高齢のお母さんに育てられた環境などいろいろな要因が推測されています。
一部抜粋といいつつ、
ちょっと長くなってしまいましたが、
短く言うと、
高齢であることの影響は
自分(の妊娠適齢期)の話だけではなくて、
その子どもにもあって、
出産の年齢が高いほど、
その娘が子どもを持つ可能性が
下がってしまうというデータがある
ということです。
ガーン。。。Σ( ̄ロ ̄lll)
…ですよね…。
ただ、
その要因についてはまだ「推測」の域であることと
卵子の老化以外の環境的な要因も含まれることを考えると
たとえ高齢出産であっても、できることはありそうです!
一緒に考えてみましょう。
環境を整える!お母さんがハッピーなところを見せる!!
「生まれた後に高齢のお母さんに育てられた環境」
が要因の1つとして挙げられていますが
お母さんが
・きちんとした性教育をする(妊娠適齢期の話)
・子どもの生活環境を整えてあげる
・体の話や食べ物の話をする
などなど、子どものころから意識して
お子さんが将来子どもを産み育てる環境を整えるために
サポートできることは色々あります。
そして、FPの立場からおススメしたいのは
『ライフプランの大切さを伝えること』。
高齢出産の女性がライフプランをきちんと
シミュレーションしてみることの大切さは
- 教育費
- 老後資金
- 介護
など、キーワードを挙げるだけでもよく分かりますね。
詳しくは無料メルマガに書いていますので、
興味ある方はお気軽に登録してみてくださいね。
(登録ページへのリンクは、本記事末尾にあります!)
ちなみに、「ライフプラン」という言葉が
しっくりこない方のために。
ライフプラン(シミュレーション)というのは、
あなたの10年、20年後に、
どんなライフイベントがあるのか、
お金はどれくらい必要なのかを
具体的に考えてシミュレーションすることです。
家族構成や収入状況・将来の計画などをデータにして、
未来の収支状況をグラフなどで確認します。
これをベースに、
自分が幸せになるためのお金の計画を立てて実行します。
高齢出産でも、
お母さんが幸せそうにしていたら、
その子どもだって
「あ、子どもを産むのって幸せなことなんだな」
というのを自然と理解すると思いますし
逆にお母さんが
「高齢出産はツライわ。体力もないし、お金も大変だし…」
という姿をいつも見せていたら、
その子どもも
仕事がんばっても、高齢出産はつらいから、
子ども産みたくないな‥
なんて思ってしまうかもしれません。
親のライフスタイルや考え方って、
子どもの影響が想像しているより大きいですよね。
お金に対する考え方もそう。
「お金はないもの、つらいもの」
と思って生活していれば
子どもにもそう伝わりますし
「お金は知恵で増やせるもの」
と教えてあげれば
素直にそう理解してもらえるでしょう。
子は親の背中をみて育つ、なんて言ったりもしますが
親のライフプランは、子のライフプランにも影響する、
とも言えるでしょう。
まとめ
高齢出産の思わぬ影響について触れてみました。
目の前のことを全力でがんばることも大切ですが
ちょっと先、10年先、20年先…と
自分と子どもの人生について
じっくり考える機会をもってみてはいかがでしょうか?
著者:岡田 のりか
FPオフィスナチュール代表/ファイナンシャル・プランナー
大学時代は経営学/会計学を専攻。会計事務所/監査法人勤務を経て2016年にファイナンシャル・プランナーとして独立。コラム執筆や個人相談を中心に活動中。
メールマガジン「明るい!妊活マネーレッスン」にて、妊活に悩む30代・40代の女性を応援中。高齢出産の女性の未来を明るくすることを目指す。ファイナンシャル・プランナー(AFP)/米国公認会計士(ワシントン州ライセンス)
ホンの少しの知恵で不妊治療費300万円を用意できるとしたら…
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