柄にもなくドル円の予想、というか現状分析のまとめです。

予想というとおおげさですが、
為替(ドル円)の動向についてです。

今更感もありますが(笑)
たまにはいいかと。

僕の予想というより、まとめ記事に近いですので
軽い読み物、ぐらいの気分でお読み下さい。

みんなの分析

まず円安派の意見をまとめると、こんな感じです。

  • 米国の経済統計は堅調であり、このままいけば年内利上げの可能性が高いだろう
  • 足元のインフレ期待が低いのは、原油価格の下げの影響が大きいだろう
  • 原油価格は無制限に下がるわけではないだろう
  • 日本はまだ量的緩和を続ける可能性があるだろう

以上が、ドル高、円安の継続を
予測する筋のおもな分析です。

これに加え、日本の貿易赤字による
円安圧力を指摘する向きもあります。

経済が順調に行けば、円安になるだろうというのが
一般的な見方ですね。

一方で円高派はこんな感じです。

  • 中東、ユーロ圏の政治リスクなどがあり、安全資産の円が買われる可能性
  • 購買力平価で見た時、円は十分安くなっている。少なくとも円安の余地は大きくない
  • これ以上の円安は個人、中小企業に悪影響があるので、積極的に金融緩和できない
  • これ以上の緩和策は、買い取り資産が無く、技術的に難しい

僕個人は若干の円安派ですが、
その理由はやはり米国の利上げ確率が高かろう、
というところが大きいです。

例えば、CMEが運営しているサイトで
Fed Watchというページがあって、その中で
今年9月時点でのFFレートの予想(確率)は

2015-02-10 16.54.51

のようになっています。

0.5% のところに山があるのが分かりますね。

市場は、こうやって米国の利上げを
織り込んできているということが理解できます。

実際に利上げしたら、あるいは利上げが確実になった時点で
ドル高に動くんではないか、というのが僕の勝手な予想です。

予想に、予想以上の価値はない

ここまで書いていてなんなんですが、
予想はあくまで予想で、それ以上でもそれ以下でもない
ということは何度言っても強調しすぎることはないと思います。

特に強く予想されることほど、
すぐに織り込まれていきますので、
予想で利益を取ろうとすればするほど、
(つまり弱い予想を信じるほど)
利益の取れる確率は低くなっていきます。

これが一般的なリスクとリターンの関係です。

もう一つ誤解の無いように付け加えますと、
僕自身、予想したトレードをしてはいけない、
とは思っていません。

職業としてトレードをされていて、
驚くほど上手く利益を取る方がいるのも
実際知っていますので、そこを否定しても
ナンセンスですからね。

ただ、僕はトレードが下手ですし、
仕事がメインで投資はサブ、というごく一般の方は
トレードには手を出さないのが無難です。

もしどうしてもやりたい、という場合は、
失敗しても笑って済ませられるぐらいの
資金でやるのがいいです。

それなら仮に失敗したとしても
勉強料だと思えば何も失うことは
ありませんので。

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