エアコンクリーニングの顛末と、家の空調・省エネを考えてみた。
寒くなってきたので、
暖房が必要な季節になりましたが
エアコンをつけるたびに
「エアコン臭い!」
と、小学2年の息子に散々言われましたので(苦笑)
意を決してエアコンのクリーニングをすることにしました。
クリーニング業者に頼んでも良かったのですが
ブログのネタにもなるので今回は自分でやってみました。
まずはエアコンクリーニング用の道具を準備!
ネットを調べれば、DIYでエアコンクリーニングの方法を
詳しく説明したページがたくさん出てきます。
便利な世の中です。^^
詳しいクリーニング方法はそちらに譲るとして
前半はざっくりとした手順と、
後半はFPらしくコスパなどについて
考察してみたいと思います。
まずこちらが、今回用意したクリーニングの道具。
作業効率を上げるため、エアコン2台を
続けてクリーニングしようと思います。
ということで、洗浄スプレーが2本。
アマゾンで2本セットが安かったので。
あとはポタポタ落ちてくる水を受けて
バケツに導くためのビニールカバー(中央)と、
送風ファンをこすり落とすためのハケ(右上)、
腕を伝ってたれてくる水を吸い取るための
タオル2本(右下)。
ハケがミッキーさんなのは、ちょうどいいサイズが
百均でこれしかなかったからです。^^;
ちょっとかわいそうな気もしますが、
とりあえず仕方なく。
早速、エアコンにカバーを掛けた状態。
こんな感じで床上のバケツに
汚水がたまるというわけ。
一言で言えば、でっかい漏斗(じょうご)ですね。
それでは作業を開始します。
エアコンが臭い理由は、ファン等に繁殖したカビの匂いですが、
こんな感じになってました…。
うへぇ。
写真では見にくいですが、
黒色のファンの部分にとんでもない量の
カビが生えています…。
これを洗浄スプレーと水で
どんどん除去していきます。
作業の詳細は長くなるので省きますが、
コツはとにかく根気です(笑)。
バケツの中はこんなことに…。
真っ黒。
これでも、クリーニング開始から
2回目の水です。
ここまでカビが生えていたら、
そりゃ臭わないほうがおかしいですね。
ほとんど黒い水が出てこなくなったら
クリーニング終了。
しばらく風量を弱にして大粒の水気を飛ばしてから
暖房してみました。
うん。
明らかに匂わない!
よーく気にして匂えば、少しだけ残っている気もしますが、
ほとんど気にならないレベルなので、
クリーニングは一応成功と言えそうです。
オチとしては、吹き出し口からお香の香りがするようになって
ありがたいエアコンになりました。笑
僕の部屋で時折お香を炊くんですが、
その匂いがフィルターについているみたいです。
…というか、今までその匂いに気づかなかったということか!?
ひょえ〜。
エアコンクリーニングの作業コストは
エアコンの種類にもよるようですが、
業者にクリーニングをお願いすると
だいたい1万円から2万円ぐらいかかるみたいです。
今回の作業では、エアコン2台分クリーニングして、
トータル約4時間かかりました。
ということは、1台2時間です。
材料費は
- 洗浄スプレーが2本で約600円(安い!)
- クリーニングカバーが約2,000円。
- ブラシ100円
で、トータル約1,700円。
時給は人それぞれだと思いますが
一般的な感じで1時間3,000円ぐらいだとすると
3,000x2 + 1,700/2 = 6,850円/台
となりました。
業者にお願いして1万円だとすると、
自分でやってもそれほど安いとは言えませんね。
エアコンクリーニングは業者に任せたほうが
得策かもしれません。
これなら、自分の仕事に時間を使って
自分の価値を高めていくほうが合理的でしょう。
しかも業者であればエアコンを完全分解して
徹底的にカビ取り・洗浄してくれますから、
もっとスッキリするはずですね。
ということで、次回のカビ取りは
業者さんにお願いしようと思います。
家の空調と省エネを考える
余談になりますが、エアコンを大掃除したついでに
家の空調や省エネについて少し考えてみました。
うちは築30年以上の一戸建て、
メンテナンスはしているので家自体は大丈夫ですが
やはり断熱性能で言えば最新の住宅には劣ります。
特にアルミサッシ、1重窓ですので、
京都の厳しい暑さ寒さが
ダイレクトに室内に入ってきます。
一説によれば、
家の熱の出入り口の50%以上が窓
なんだそうです。
つまり、エアコンの電気代の50%以上は
窓からムダに逃げているわけですね。
すごく、もったいない話です。
光熱費を抑えるならエアコンの掃除も大事ですが
もっと根本的な所、例えば二重窓にするとか、
ロスナイなどの熱交換器を導入するとかが
大きく効いてくるはずですね。
エアコンの電気代もバカにはなりませんので、
住居として長く使うつもりであれば、
根本的な対策を取ったほうが良いでしょう。
政府も省エネ住宅(長期優良住宅)化の後押しをしています。
例えば京都市でも
【平成28年度】京都市既存住宅省エネリフォーム支援事業|京都市情報館
のような補助金事業を行っていますね。
こういうのは上手に活用したいところです。
…といいながら、今年は
エアコンの掃除だけで満足しそう。汗
家の断熱性向上策は、今後じっくり
長期的に考えてみたいと思いますね。
※ 僕は住宅構造やリフォームの専門家ではないので
補助金等の詳細は住宅の専門家にお問い合わせください。
ps.
電気代自体も、電力会社を切り替えて
安くなりました。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
↓
年間2万円以上変わると言われたので、電力会社を切り替えてみました。その後の電気料金は?