ライフプランは保険やお金の悩みを解決するために作るんじゃないです
こんにちは。林FP事務所の林です。
一見、お金とは関係なさそうに見えますが、今開催されているサッカーアジアカップの話をしたいと思います。
我々にとっても非常に大きな示唆となる部分があったので、ぜひ最後までお読みくださいね。
目次(タップでジャンプ)
快進撃を続ける日本代表、南野選手のあるプレーが…
昨日深夜に行われたサッカーアジアカップの準決勝戦。
観戦した人は大いに盛り上がったと思いますが、サッカーを知らない方のために少し前置きをしておきますね。
この準決勝、今大会、無失点で快勝を続けていたイランと、森保監督になってから無敗の日本代表とのガチ勝負となったわけです。
どちらもアジアカップ優勝経験チームであり、実力は拮抗。というかここまでイランがノリノリで来てたし、アジアNo1とも言われてたので、むしろ日本は決勝戦を賭けた正念場、ぐらいの雰囲気もありました。
結局この試合は3-0で日本がイランに快勝しており、各メディアはこぞって大迫選手の2得点、原口選手のダメ押し3点目を称賛してますが、今回僕が注目したのはそこではないんです(もちろん、それらも素晴らしいことですが)。
見てた人は分かると思いますが、後半10分過ぎに南野選手が左サイドからクロスボールを上げ、それを見事に大迫選手が応えて連続無失点だったイランから先制点をもぎ取ります。
この試合で南野選手は直接得点をしていません。
この大迫選手や原口選手の活躍で影に隠れがちな南野選手に、僕は注目しました。
ボールしか見てなかった南野選手
実際の試合をみると、ボールを持っていた南野選手が一旦、イラン選手との接触で「倒れ」るんですが、実はそこからすぐに立ち上がって、改めて全速力でダッシュしてボールを取り戻し、そこから大迫選手に華麗なクロスを上げてるんです。
実は南野選手が倒れた瞬間、イラン選手が「僕らはファウルしてないよ」「ペナルティエリア外だよ!」というようなアピールを審判にしてたんですよね。
でも笛はなっておらず、プレーは続行。諦めずそのスキにすぐに起き上がってダッシュした南野選手を、イラン選手は止めることができなかった。
うん。
僕の拙い文章で伝えるには限界がある。笑
動画を発見したので、ライブで見てなかった方はこちらもどうぞ。
最初の1分ぐらいです。
動画では南野選手のこのプレーを「absolutely fantastic!」と絶賛してますね。
南野選手としては倒れたまま「これはファウルじゃないか?」と主張する選択肢もあったと思うんですが、南野選手はそんなことは「意にも介せず」、すぐに立ち上がってがむしゃらにボールを追いかけていきました。
南野選手は周りの雑音には耳を貸さず、100%ボールしか見てなかったのではないでしょうか。
実はこの諦めないプレーこそが、日本の勝利の流れを創ったと思うんです。
物理的にというよりかは、精神的なもので。
「ファウルを取り合うのではなく、ボールを蹴り合うのがサッカーだよ!」
という、南野選手の心の声がチームメイトに届いたような気がしますね。
そこから試合の流れが、一方的に日本に傾いていったわけです。
あなたの人生は「何」でできていますか?
話を大きくもとに戻しまして(笑)、これ、普段の生活にも当てはまりませんか。
しばしば僕らは、本来の目的を見失って、あーでもない、こーでもない、と余計な寄り道をしがちです。
サッカーの例で言えば、ファウルかどうか言い合うような、そんな感じです。
もちろんそういうのも、ときには大事でしょう。ですが、目的を見失っては本末転倒なのです。
普段の生活でいえば、本来、僕らは自らの人生を切り開き、幸せで、楽しい人生を送りたいと、願っているはずです。
ですが、気づいたら会社の上司への不満とか、お金が少ないことを嘆いたりとか、そんな時間で埋め尽くされそうになってませんか?
そんなことを繰り返してても、結局、何も変わらないです。
むしろ、あなたの貴重な人生の時間が、不平や不満で埋め尽くされる、そんな「とんでもないリスク」ですらあります。
1日経てば24時間、1,440分、きっちりあなたの人生は短くなっていきます。
その貴重な時間が、不平不満で埋め尽くすされるなんて、考えただけでも理不尽ですよね。
無いものを嘆く必要なんて、全然ないよ!
もちろん僕だって不満を感じるときはありますし、完璧な人間でもなんでもないので(汗)、偉そうなことは全然言えません。
あなたが悪いとか悪くないとか、そういう問題ではないと思っています。
要は、気づくか気づかないか、そして気づいたらちゃんと行動できるかどうかです。
僕は、例えばサッカーなんてダメダメで、息子の練習相手すらままなりません。置いてあるボールを真っ直ぐ蹴ることすら、難しいです…(苦笑)
昔から運動音痴で、体も小さく、体力や運動神経で人に勝てた記憶がありません。
でも自分にできないことをいくら嘆いてても、なんの意味もないです。
僕がもし、体が小さいことや、運動神経の鈍さに嘆き続けていたなら、きっと今の人生は無かっただろうと思います。
僕にできることといえば、数字を扱うのは苦にならないので、ひたむきにお金を追いかけて、みんなの人生の役に立つこと。
だからこんな仕事を、日々頑張っています。
あなたの「目的」を取り戻し、ひたむきに前に進もう!
ライフプランを作ろう!と僕は常々言っていますが、何のためだと思います?
「お金の悩みを解決すること?」
んー、もちろんそれもあります。
ですが、それはむしろサブゴールで、ホントのゴール(目的)はそこではありません。
例えば、お金の悩みが解決したら、人生の悩みが解決する、なんて思ってません?
そんなこと、全然無いですよー。
こういう仕事をしてるので分かるんですが、お金の心配が全然ないにも関わらず、悩んでいる人って、意外といます。
それって、結局目的を見失っているってことなんです。
ライフプランを作る本当の狙いは、「あなたの本来の目的を思い出して欲しい」からです。
サッカーならゴールが予め決められてますが、人生はそうはいきません。
だから、あなた自身で目的(ゴール)を決める必要があるんです。
お金って目的を達成するための手段ですよね?手段ばっかり増やして目的がすっぽり抜け落ちてたら、意味がないです。
サッカーで言えば、ゴールが無いのに、シュートのスキルばかり上げるようなものでしょう。なんのためのスキルなんですかそれ?と。
とりあえず誰かの真似っ子して投資「風」なことをすれば、お金が増えて、人生ハッピーになる、なんて短絡的に考えてませんか?
ネットで検索してばっかりだとか、暇さえあればSNSを覗いてばかりいませんか?
そこにあなたの目的なんて、ありもしないのにね。
あなたは本当は何になりたかったですか?
なぜ、普段はそれを忘れているんですか?
なぜ、今、それを諦めかけているんですか?
全然、そんな必要ないですよね。
人生は切り開くためにあるもんだし、それができるのは、あなた自身しかいません。
ライフプランというのは、お金の棚卸しを通じて、あなたの人生そのものに向き合うための重要なツールです。
目的を取り戻したら、あとは一目散にそこに向かって走り抜けるだけ。
南野拓実選手が、そうしたように、ね。
そうやって、本来の目的を取り戻せて初めて、その先に本当の幸せとか、そういうのがあるんだと僕は思いますよ。