SBIカードの還元率が低下。SBIの投信マイレージに影響か?

10月1日からSBIカードの規約が変更され、
ポイント還元率が低下することになりました。

SBIカードをショッピングで利用していた人は
ちょっとショックだと思いますが、
SBI証券の投信マイレージ用にSBIカードを持っている場合、
実はそこが問題ではないんです。

少し詳しくみていきましょう。

SBIレギュラーカードの年会費永年無料が、条件付き無料に

詳しくは
SBIレギュラーカードの規約変更詳細

をご覧頂くこととして、
今回の変更点のうち関係あるものをまとめると

  • 年会費が条件付きで無料に。初年度は無料、次年度以降は年間10万円以上利用で無料。条件を満たせなければ、972円(税込み)。
  • サークルプラスポイントの換金レートが1:1〜1:1.2から、1:0.3〜1:0.5へ。

となっています。

これはかなりの改悪ではないか…残念。と思うのですが、
実はSBIポイントの還元率に変更はありません。
(事務局に確認済み)

SBI証券の投信マイレージはSBIポイントとして受け取りますが
SBIポイントの換金レートは今回の変更では変わらない
というわけです。

そうか、なら大丈夫だ…と思ったのもつかの間、
間接的に影響があるんですよね…。

ちょっと話がややこしくなってきましたので、
まずはSBIポイントの換金ルールについて、
確認してみましょう。

2015-07-18 15.33.46
SBIポイントのサイトより引用)

住信SBIネット銀行を使うことは前提にして、
SBIカードを使うかどうか?
を考えてみます。

通常の交換レート(SBIカード会員以外)は、
SBIポイント1ポイントにつき、0.85円。

SBIカード会員は1ポイント1円または1.2円になりますが、
その代わりカード年会費がかかる場合がでてきます。

…と、こういうややこしいときは
グラフで損益分岐点を見るのが一番です。

2015-07-18 15.51.17

カード年会費がかかるという条件では、
ポイント数が少ないうちは不利です。

年間獲得ポイントが5000ポイントを超えた時に、
はじめてSBIカード会員の方が有利となります。

これは、ポイント有効期限の2年の間に
1万ポイント以上を貯められる最低ラインが年間5000ポイントで、
1万ポイントを12000円と交換できるようになるのが
大きく効いています。

結論として、

  • 年間5,000ポイント未満(投信マイレージなら、投信平均残高500万円未満)なら通常会員が
  • 年間5,000ポイント以上(投信平均残高500万円以上)ならSBIカード会員が

有利という結果になりました。

なお、SBIカードで年間10万円以上のショッピング利用があれば
年会費が無料となりますが、年会費を無料にするためだけの利用は
SBIカード自体のポイント(サークルプラスポイント)
の還元率が低すぎて、おすすめできません。

ですので、SBIカードの年会費は素直に支払い、
クレカのポイントは還元率の高い1枚に集約して
無意味な利用をしないよう、賢く使うのがお勧めですね。

初心者でもできるクレジットカード活用法まとめ

ということで、SBI証券の投信残高が多い方は
SBIカードも併用して上手にキャッシュバックしましょう!

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