SBIカードの還元率が低下。SBIの投信マイレージに影響か?
10月1日からSBIカードの規約が変更され、
ポイント還元率が低下することになりました。
SBIカードをショッピングで利用していた人は
ちょっとショックだと思いますが、
SBI証券の投信マイレージ用にSBIカードを持っている場合、
実はそこが問題ではないんです。
少し詳しくみていきましょう。
SBIレギュラーカードの年会費永年無料が、条件付き無料に
をご覧頂くこととして、
今回の変更点のうち関係あるものをまとめると
- 年会費が条件付きで無料に。初年度は無料、次年度以降は年間10万円以上利用で無料。条件を満たせなければ、972円(税込み)。
- サークルプラスポイントの換金レートが1:1〜1:1.2から、1:0.3〜1:0.5へ。
となっています。
これはかなりの改悪ではないか…残念。と思うのですが、
実はSBIポイントの還元率に変更はありません。
(事務局に確認済み)
SBI証券の投信マイレージはSBIポイントとして受け取りますが
SBIポイントの換金レートは今回の変更では変わらない
というわけです。
そうか、なら大丈夫だ…と思ったのもつかの間、
間接的に影響があるんですよね…。
ちょっと話がややこしくなってきましたので、
まずはSBIポイントの換金ルールについて、
確認してみましょう。
住信SBIネット銀行を使うことは前提にして、
SBIカードを使うかどうか?
を考えてみます。
通常の交換レート(SBIカード会員以外)は、
SBIポイント1ポイントにつき、0.85円。
SBIカード会員は1ポイント1円または1.2円になりますが、
その代わりカード年会費がかかる場合がでてきます。
…と、こういうややこしいときは
グラフで損益分岐点を見るのが一番です。
カード年会費がかかるという条件では、
ポイント数が少ないうちは不利です。
年間獲得ポイントが5000ポイントを超えた時に、
はじめてSBIカード会員の方が有利となります。
これは、ポイント有効期限の2年の間に
1万ポイント以上を貯められる最低ラインが年間5000ポイントで、
1万ポイントを12000円と交換できるようになるのが
大きく効いています。
結論として、
- 年間5,000ポイント未満(投信マイレージなら、投信平均残高500万円未満)なら通常会員が
- 年間5,000ポイント以上(投信平均残高500万円以上)ならSBIカード会員が
有利という結果になりました。
なお、SBIカードで年間10万円以上のショッピング利用があれば
年会費が無料となりますが、年会費を無料にするためだけの利用は
SBIカード自体のポイント(サークルプラスポイント)
の還元率が低すぎて、おすすめできません。
ですので、SBIカードの年会費は素直に支払い、
クレカのポイントは還元率の高い1枚に集約して
無意味な利用をしないよう、賢く使うのがお勧めですね。
ということで、SBI証券の投信残高が多い方は
SBIカードも併用して上手にキャッシュバックしましょう!