第2回東大ブロックチェーン講座振り返り「あなたは誰?」

こんばんは、林です。

引き続き東大ブロックチェーン講座に参加中です。

4月16日に第2回があったんですけどめっちゃくちゃ高度でした(笑)

知ってる人は分かると思いますが、公開鍵暗号方式の中身、楕円曲線上の計算過程などの話もあり、初めての人には辛いかも…という感じなんですよね。

この振り返りでは講座を受けてない方にもわかりやすく解説していきますのでご安心ください!

あなたは誰!?ビットコインが安全に取引できる仕組み

ビットコインに限らず他の暗号資産でも同じなんですが、「インターネットに全公開されている暗号資産がなんで安全に取引できるんですか?公開されてたら、誰かに盗まれたら終わりじゃないですか?」という素朴な疑問があると思います。

結論から言うと、暗号資産を支える暗号化技術で、安全に取引できるようになっています

もちろんこれだけではないですが、話がややこしくなるのでまずはそういう暗号化技術があるんだなと思っておいてください。

で、この暗号化技術によってその暗号資産が「誰の持ち物か」ということを証明できます。暗号資産を出金できるのはその持ち主のみで、それ以外の人は一切動かせません。

この仕組みがあるから安心して暗号資産を保有できるわけです。

ちなみに出金の逆の「入金」は誰でもできます。これは、銀行振込が誰あてでもできるのと同じだと考えると分かりやすいですね。

せっかくなのでもう少し深堀りしていきます。

公開鍵暗号方式の威力

この「誰の持ちのものか」を証明するために「公開鍵暗号方式」が採用されています。

…難しいですよね。安心してください。想像通り難しいです(笑)

ですが、その役割を知るだけなら簡単です。

公開鍵暗号方式は通信技術ではわりと一般的で、暗号資産以外にも

  • ブラウザ通信の安全確保
  • 電子メールの漏洩防止や電子署名
  • マイナンバーカードの電子署名

など僕たちが普段から使っているところにも使われています。

それぐらい安全で効率よく使いやすい技術というわけです。

少しだけ、中身に踏み込んでみましょう。

公開鍵暗号方式では秘密鍵・公開鍵のペア(組)を使います。

公開鍵暗号には秘密鍵から公開鍵を作ることができるけど、公開鍵から秘密鍵は作れない(事実上不可能)という重要な特徴があります。

  • 秘密鍵  →◯ 公開鍵
  • 秘密鍵 ☓← 公開鍵

なんです。

なので、秘密鍵を持っている人はそれが漏洩しない限り、誰にも秘密鍵は知られません。

…ということは?

もしあなたが秘密鍵を持っていてその秘密鍵を持っていることを第三者の信用を利用することなく何らかの方法で証明できれば、あなたが秘密鍵の所有者でかつ唯一の所有者であることを主張(証明)できます。

これは講座第1回目のブロックチェーンが「トラストレス(信用不要)」という話につながる重要なポイントです。トラストレスの源泉がこの公開鍵暗号にあるんですね。

もし、暗号資産の出金など重要な操作を秘密鍵の所有者に限定すれば銀行口座の出金をパスワードで守るのと同じような仕組みができます(というかそれ以上にパワフルです)。

そして実際、公開鍵暗号方式では秘密鍵を一切相手に開示することなくその秘密鍵を知っていることを証明できます。

これ、凄くないですか?…

というか、めっちゃ凄いんです!!!!

「え、結局銀行のパスワードと一緒じゃん。何がすごいの?むしろめんどくさくね?」

って思われるかもしれませんが、銀行はあなたのパスワードを知ってますよ?仮に知らなくとも、勝手にパスワードを変更することができます。実際そういう事例もあります。

知ってるも同然でしょう。

それに銀行は中央集権なのであなたの口座をロックしようと思えばいつでも可能ですよ?

でも公開鍵暗号を使えば秘密鍵を他人に一切知られることなく100%あなたがコントロールできる口座(ウォレット)を作ることが出来るんです。

口座のロックなんてありえないなんて呑気なことを言わないでください。現実問題、口座ロックは日常的に起きてます。

もちろんテロリストとか詐欺犯罪者とかそういう反社会的な口座はロックして当然です。

ですが、普通にビジネスしてるだけで風評被害や流れ弾に当たる感じでロックされることもしばしばあります。

怖いですよね。

迷惑以外のなにものでもないです。

もっというと、金融が混乱すると「預金封鎖」なども起きます。つまり大規模口座ロックですね。

これは政府や中央銀行の独断で行われます。その金融を混乱させた張本人は誰か。多くの場合、権力者の放漫財政や特定の組織の甘すぎる見通しです。

なのに最後に割を食わされるのは我々真面目な国民です。

とんでもない話ですよね。

結局中央集権に頼ってると最後の最後、僕たち自身の資産を守ることが難しいんです。

だから暗号資産なんです。

もちろん全部が全部暗号資産にしようなんて極端なことはいいません。

中央集権なシステムも平時は使いやすいですしネットワーク効果が大きく便利です。

ですが、あなたの資産の首根っこを権力者や特定の組織に握られていることを忘れないでください。

あなた自身を守るために暗号資産を持とう

暗号資産の素晴らしさの一端を理解いただけたと思います。

全ての資産を暗号資産で持つ必要は今のところないです。…ですが、その気になればいつでも暗号資産に移行できるよう準備しておくことはとても大事です。

なぜなら権力者や組織はいつの時代も「気まぐれ」だからです。そんな気まぐれのせいであなたの大切な資産を没収されてしまうかもしれないのです。あなたがどんなに真面目にコツコツ働いてきたとしても、です。

だからこそ「いつでも100%自己管理できるところに資産を移せますよ」という姿勢を見せ、中央集権の組織に対して無言の圧力を掛けることが大事です。

暗号資産にはこのように大きなパワーと可能性があります。

もしまだ暗号資産を持ってないなら最初は少額で構いませんので実際に持ってみてください。
引き続き一緒に学んでいきましょう!

以上、少しでも参考になりましたら幸いです。

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