レオスのひふみ投信が決算発表。ひふみとひふみプラスの違いを見てみます。

こんにちは。林FP事務所の林です。

レオス・キャピタルワークスが販売している
ひふみ投信が最新の決算を発表しました。

評価の高いアクティブ投信の一つですが、
早速内容を確認してみました。

優位点、注意点を交えてお伝えしていきます。

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ひふみ投信の特徴

ひふみ投信の特徴は

  • そのときどきの相場環境に応じて、株式投資比率を柔軟に変える
  • いわゆる直販型の投信から出発し、アクティブ型としてはコストが比較的低い
  • わりと頻繁に情報発信している

というところかと思います。

直販型にはよくある話ですが、長期での運用を前提にしながら、
トータルのパフォーマンスを上げていこう、というのが
ひふみのポリシーのようです。

当然、ファンドの高速スイッチングのような売り方は眼中になくて、
初期コスト、信託財産留保(解約コスト)共にゼロです。

詳しくはひふみ投信のページを参考にしてください。

僕もひふみ投信には一目おいていて、実際に投資もしています。
信託報酬も1%未満(税抜)とギリギリ許容範囲にあるファンドです。

先日最新の決算報告が発表になりましたから、
このタイミングでちょっと内容を確認しておきたいと思います。

TOPIX、ひふみとひふみプラスの比較

ひふみ投信には、
直販型のひふみ投信と、窓口販売のひふみプラス投信の
2種類があります。

いずれもマザーファンドは同じで、
ほとんどパフォーマンスも変わらないはずですが
違いについてまとめと検証をしてみました。

以下、2013年9月30日決算期を前期、
2014年9月30日決算期を今期、
と書きます。

前期・今期のひふみとひふみプラスの比較
決算期 2013年9月30日 2014年9月30日
騰落率(配当込) TOPIX騰落率(配当込) 66.2% 13.3%
ひふみ 58.7% 24.4%
ひふみプラス 58.0% 24.8%
シャープレシオ TOPIX(eMAXIS) 3.15 -
ひふみ 3.68 -
株式組入比率 ひふみ 93.5% 95.3%
ひふみプラス 92.9% 95.3%
売買高比率 3.32 1.69
信託報酬(税込) 1.0584%
実質コスト ひふみ 1.56% 1.32%
ひふみプラス 1.61% 1.34%
マザーファンド純資産(億円) 144 303
還元 ひふみ 購入から5年以降は0.2%、10年以降は0.4%を還元
ひふみプラス 証券各社の投信ポイント(ポイント比較記事)

ちょっとややこしい表ですので、
一つずつみていきましょう。

1. パフォーマンス

騰落率について、ベンチマークはないとしながらも、
TOPIX(配当込)を併記するあたり、良心的です。

前期はTOPIXに対して約-8%、今期は約+11%と健闘しています。

プラマイによりインデックスとほとんど差が無いと思われるかもしれませんが、
この2期の騰落を複利で計算すると

TOPIX(配当込み)2年:88.3%
ひふみ(配当込み)2年:97.4%

と、2年でひふみ投信が9.1ポイント上回っています。

ということで、この2年でみれば、
優秀だったということですね。

当然、その分リスクが高いと意味がありませんが、
2013年におけるリターン/リスク(シャープレシオ)が
TOPIX(eMAXIS)が3.15に対してひふみが3.68と上回っています。
(データ元:モーニングスター)

ということで、リスク比で見ても
インデックスよりひふみに優位性がありそうです。

ただし前期はTOPIXを下回ったわけですから
アクティブ投信が必ずTOPIXを上回るわけではない、
という事実には注意しておく必要があります。

引き続き注意深く見守りたいと思います。

2. コスト

コストが低ければその分確実にパフォーマンスを押し上げますから、
コストに敏感になる必要があります。

それはパッシブだろうと、アクティブだろうと、変わりません。

ひふみ、ひふみプラスはいずれも信託報酬が1.0584%(税込、税8%)ですが
実質コストはそれなりに高くて前期は1.5〜1.6%、今期は約1.3%です。

コストパフォーマンスがよくなってきたのかな?とも思われますが
引き続きコスト削減の努力はしてほしいなと思います。

特に以下のとおり資産残高が増えてますので、
レオスは潤っているはず…!?

3. 資産残高の推移

資産残高は144億から303億へ、2.1倍と急伸しています。

これはここ2年で株価が上昇したことも手伝っていますが、
報告書によれば口座数も約1.5倍に増えたことも要因のようです。

販売チャネルを窓販にも拡大したことも、
影響しているのではないかと思います。

ただ、注意したいのは
回転率の高いアクティブ投資だということ。

表中の売買高比率がそれですが、
前期はなんと3.32倍、今期も1.69倍と
パッシブ投信とは比べ物にならないほど売買しています。

わりとアグレッシブな投信ですね。

まぁ、だからこそアクティブといえるわけですが、
資産が大きくなればなるほど、
自身の売買が株価に影響を与えてしまい
売買時のコストが増えてしまいます。

とくにひふみ、ひふみプラス投信は中小型株にも投資しており、
そのあたりが心配のタネでもあります。

人気のある投信ですから、
今後も資産残高が増えていく可能性があります。

それでもなお、TOPIXを超えることが出来るのか?
今後が注目されます。

4. 還元特典

ひふみ投信には資産形成応援団(信託報酬一部還元方式)というのがあって、
5年以上、10年以上、継続保有した人へ信託報酬を還元するサービスを行っています。

ひふみプラスには資産形成応援団が付きませんが、
代わりに証券会社がつけている投信ポイントがあります。

どちらが有利になるかは保有期間や投信残高によって変わってきますが、
残高にかかわらず、
少なくとも最初の10年はSBI証券の投信マイレージが有利です。

というのもSBI証券の場合、0.12%の還元が「最初から」つきますので。

確かに、資産形成応援団の10年経過後からの0.4%還元は魅力的ですが、
最初はSBI証券でひふみプラス投信を保有し、
10年以上の長期で保有する決心がついたら
直販のひふみ投信へスイッチングしていくのがいいと思います。

スイッチングコストもかかりませんから、現状では
SBIのひふみプラス投信→(よければ)ひふみ投信へ
の流れが一番合理的です。

まとめ

ひふみ、ひふみプラスの比較が可能な2期分だけでしたが、
データを抽出しながらTOPIXも含め、比較検証してみました。

今回の結果から、確かに評判に違わないパフォーマンスだということが分かりましたが、
過去の結果が未来を保証するわけではない、という投資の大前提を忘れてはいけません。

今後も安心しすぎることなく、
注視していきたいファンドの一つです。

中の人には、是非飽くなき挑戦を続けて欲しいと思います。

各社の投信ポイント還元率比較はこちらの記事

証券会社の投資信託ポイント還元まとめ

も参考にしてください。

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レオスのひふみ投信が決算発表。ひふみとひふみプラスの違いを見てみます。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 木本 幸治 より:

    ひふみ投信のコメントで参考になりました。

    1. より:

      木本様

      初めまして、林です。

      コメント頂き、ありがとうございます。

      記事がご参考になりましたら幸いです。
      今後ともよろしくお願いいたします!

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