お金の悩みは現実を見ることから解消でき、かつそこからしか解消できません。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年初からわりと深いテーマですが、
僕のブログらしく、最初からガツンと
いってみたいと思います。
正月番組みたいに「ぬるい」のは
僕らしくありませんからね。
そういうのは他の人にお任せです。笑
目次(タップでジャンプ)
お金の悩みを解消する方法
どストレートに、お金の悩みを解消する方法を
考えてみたいと思います。
お金があれば悩みが解消するわけではありません。
その前に、こう考えちゃいけないという
大前提みたいな話をしておきます。
お金の事を知らない人が抱きがちな
一番素朴な勘違いは
「お金があれば悩みが解消する」
というものです。
ええ。
もちろんそういう場合もあります。
例えば生活困窮か、それに近い状態であれば、
お金が増えただけ単純にいろんなことが
解決していきます。
そういう場合はむしろ悩まずに、
できるだけ収入を増やす知恵やスキルを
身につけていくしかありません。
ですが、そういう方はむしろ少数派のはずで
一見十分な収入があったとしても
現状や将来に対して不満や不安を
抱えている方がほとんどだと思います。
ということは、お金があれば解決する悩みというのは
全体のうちの一部だということです。
お金があって困ることはありませんが、
あったらなんでも解決するわけでもないということですね。
自分で知識を身につける努力をする
お金は様々な物、イベントや欲望に結びついているため、
お金をコントロールするのは結構、たいへんです。
欲望に身を任せ、あるだけお金を使っていたら
お金の悩みが解決するどころか、
日増しに悩みが膨らんでいくことでしょう。
またそれほど欲望がないとしても
無知からくる「無駄」な支出もたくさんあります。
こうした支出をコントロールするのも
知恵の力です。
ですから、お金の悩みは多くの場合
自分の欲望をコントロールできる理性・知性と
無知による無駄な支出を抑える知恵があって
解決できるわけです。
悩みを解決できる人にお願いする
こうした知性や知恵を自助努力で
身につけられる人はそれでいいですが
お金を専門とした仕事をしていない場合は
そうでないことも多いでしょう。
専門家が日々情報をアップデートしているのに
専門家でない人がそれと同じレベルを保つのは
容易ではないことは簡単に想像できますよね。
欲をうまくコントロールできない場合も同じで
いずれも専門家を上手に使えばいいと思います。
例えば、ニコチン中毒でタバコがやめられない人が
禁煙専門の外来で治療するようなことも、
他人(専門家)の力を借りて欲求をコントロールする一例です。
知恵の獲得も、欲のコントロールも、
自分の能力を超えているなら、
第三者を上手に使えばいい話です。
欲の力
ただ、いずれの場合も
理性や知恵を一定以上高めて
欲を抑えればそれで解決とはなりません。
なぜなら、人間の欲は大切だからです。
何の欲もない「仙人」のような生き方をするなら別ですが
大半の人は欲の力を幸せや行動力、推進力に変えていきます。
ですから、欲をコントロールする理性と、
パワーを生み出す欲力(?)の高度なバランス感覚が
必要になってきます。
一番いいのは、欲の力を投資の恐怖に打ち勝つような
前向きのエネルギーに変えることですね。
そうすれば、使ったお金が将来大きくなって
帰ってくる可能性が高まりますし、
投資ですから無駄な支出でもなく、
欲のエネルギーを必要以上に抑える必要もなくなります。
ここでいう投資は、証券投資のような狭い意味ではなく、
自己投資などを含む大きな意味で捉えてください。
将来起業するというような
大きな目標であってもいいと思います。
ある意味ここに到達するのが
「お金の達人」といえるかもしれません。
逆に一番ダメなのが、
見栄や虚栄にお金を投じることです。
衝動買いもこれに類する行為ですね。
これをやっても満足感が低い上に
将来何も生み出さない支出ですから
いくら収入を増やしてもお金の悩みが消えず
一生悩むことになります。
何十億円と稼いだプロスポーツ選手や
人気アーティストが、少し落ち目になると
とたんにお金の悩みが露呈してしまうのは、
勢いがあった頃のイメージを払拭できず、
虚栄に身を投じてしまうのが一因でしょう。
「見栄が身を滅ぼす」というのは
こういう意味です。
だからお金があればそれで解決という
単純な問題ではないのです。
健全な目的がなければ、お金なんて
いくらあっても悩みは解決しません。
やってはいけないこと
さて専門家の力を借りるといいましたが、
力を借りるにも相応の知恵が必要です。
少々繰り返しになりますが、
大事なことですのでお話しておきますね。
「相談=悩みの解消」ではない
まず専門家といってもいろんなタイプがあって、
相手が、相談したいジャンルの専門家であることが
最低限必要でしょう。
これは事前に調べることで対応できます。
例えば僕ならライフプランと資産運用が得意です。
また、相談相手があなたとは別の利益の代理人
(例えば保険会社の利益の代理人である、とか)
である場合も、注意してください。
あなたの悩みを聞いてくれるかもしれませんが、
一方で別の利益も確保しないといけませんから、
利益相反となる可能性が大いにあります。
これはその人の収入経路を調べることで
利益相反になるかどうかがだいたい分かります。
あなたの相談に乗るといいながら
利益の源泉が金融機関だとしたら、
それは「何かおかしい」と思わないといけません。
根深い悩みを無料で解決できると思わない
通常、お金の相談に対応するには多くの労力と
コストがかかるのが一般的です。
であるにも関わらず
その費用があなた以外から払われるとしたら、
それは相談とは別のビジネスか、
あるいはボランティアのどちらかです。
ですよね?
相談して解決したいなら、相談への対価、
すなわち相談料を払うのが正解です。
「無料で相談に乗ってくれるところがあるじゃないか」
と思われるかもしれませんね。
ちょっと厳しい言い方ですが、
正直、そんなワガママな考え方をしていたら、
気づかないうちにカモにされるのは当然です。
既に書いたとおり、お金の悩みは
正しい知識と実践で解消していけます。
ただ、それは学ぶのも、教えるのも、
相当「面倒くさい」し、コストもかかることなんですね。
教える場合、単に知識を伝達すればいい話では済まず、
行動を良い方向へ変えてもらう必要がありますから
教える方にもかなりのスキルとエネルギーが必要です。
正直、楽ではありません。
だからその面倒くさいことを
ご自身でしっかりと継続して学び続けるか、
あるいは相応のお金を払って教えてもらったり
支援してもらうかです。
逆に、面倒くさいことはやりたくない、
お金も時間も使いたくない、
でも自分の悩みは解決したい
(誰かに解決してもらいたい)。
となれば、ハマるのはある意味当たり前です。
流石に社会は、そこまで甘くありませんので。
無料で相談に乗ってくれるということは、
極端な言い方をすれば、
その相談相手(アドバイザー)は
アドバイス内容について、
なんの責任もないということです。
だって無料ですから。
では、その相手があなたに有益なアドバイスを
する意志があるかどうか、
どうやって確かめるんでしょうか。
その人の利益を削ってまで、
あなたのことを考えるべき理由が、
一体どこにあるんでしょうか。
正直、無料で相談に行って
アドバイザーに有益なアドバイスを求めるのは、
ちょっと酷なんですね。
利益を削れって要求しているようなものですから。
だったら無料相談には行かないほうが
むしろお互いのためというものです。
こうして丁寧に書けば、
そんなの当たり前だよな
って思うはずです。
でも、なぜかお金のことになると、
多くの人が誤った決断をしてしまうから
困ったものなのです…。
(実際に困るのは、誤った決断をした人ですよ)
僕のところに、お金を払って
ご相談に来て頂けるのはありがたいことですし、
他の方に比べても金融リテラシーは断然高いと思います。
相談料を払うということ自体、
かなり理解出来ているということですので。
ですが、実は多くの方が、
「誤った決断をした後で」
相談に来られるんですね。
それはそれで対策もあるので、
相談に来て頂く事自体は大丈夫ですが
もし決断の前に相談してもらえたなら
もっと楽に、いい選択が出来たはずなのにな、
と思うことがよくあります。
まぁ、ある程度は仕方がないのかもしれませんが
こうやって注意喚起を続けることで、事前に
少しでもそういう人が減らせれば嬉しいですね。
あなたはこのようなワナに
ハマりかけていませんか?
甘い言葉に、ついつい、
のせられていませんか?
うますぎる話には、
必ず裏があります。
超が付くぐらい人件費の高い銀行員や保険セールスが
わざわざあなたの自宅まで訪問してくれて、
なぜ資産運用や保険の相談に無料で乗ってくれるのか?
相手がボランティアではないということぐらいは
さすがに理解できるはずです。
では、その高い人件費は
一体どこから支払われますか?
彼らが生活をしていくためには、
どのような「理屈」で動かないと
いけないか、理解できていますか?
多くの「無料相談」に、
同じようなワナが潜んでいます。
まず今年は、この
「お金のビギナー状態」から
抜け出せるようにしましょう。
あなたの2017年が、
ハッピーな1年になりますように。
それでは今年も1年間、
どうぞよろしくお願いいたします!