つみたてNISA(積立NISA)で投資できる投信・ETFまとめ

ちょっと時間があきましたが
今年3月末に内閣府より告示されたつみたてNISAに適用可能な
投資商品(投信、ETF)の要件についてまとめておきます。

つみたてNISAで投資出来る投信・ETFの条件

本題に入る前につみたてNISAをかんたんにおさらいしておくと
来年から始まる新しい非課税制度で、
20年間の非課税期間がある代わりに、
買い付け上限額が年間40万円までとなっています。

トータルで見れば800万円と大きいですが、
長期の話ですし、じっくりと戦略を立てておきたいですね。

スケジュールとしては

2017年10月 (投資商品決定、)つみたてNISA受付開始
2018年1月 つみたてNISAの運用投資開始

という流れです。
()は予想

今までのNISAと違う点は「つみたて(積立)」という部分で、
原則として毎月一定額を積み立てる設定を
しなければいけません。

その点、いつでも買い付けできる今までのNISAより
事前の投資計画が大切になってきます。

そのあたりを踏まえて、

「こういう商品に投資できるんだな」

ということを事前にある程度知っておいて
いいかなと思います。

さて、投資商品に関して内閣府告知の詳細はこちらをご覧いただきたいのですが
法律文書で「とっても」読みにくいので、
大和総研がまとめたレポートが読みやすいです。

それぞれの資料を参照しながら、
最低限これだけを知っておけばいいという部分だけ
抜粋して以下にまとめておきますね。

つみたてNISAで投資できる商品要件まとめ

投資信託 ETF
インデックス アクティブ
国内型 海外型 国内型 海外型
信託報酬(税抜) 0.5%以下 0.75%以下 1%以下 1.5%以下 0.25%以下
売買手数料(税抜) 0 1.25%以下
最低投資単位 (規定なし) 1000円
共通する要件 ・信託契約期間は無期限または20年以上
・デリバティブ取引を行わない(一定の目的の場合を除く)
・分配は毎月ではなく、信託の計算期間毎とする
・投資家に保有残高に対応する信託報酬等の費用を通知する
・管理手数料は取らない
・内閣総理大臣に提出したもの

コストに関してはそこそこ厳しい要件を設定しています。

ですが、長期で資産形成する道具として利用するなら、
コストに厳しくなるのは当たり前の話。

コストに厳しくするというのは
一方的に販売者や受託、委託者など金融機関側に
厳しいように思われるかもしれませんが、
そうではないです。

コストが低い代わりに、長期的な資金が流入するからです。

こうした長期的な資金は、金融機関にとっても
経営を安定させる貴重な収益源になるはずです。

長期でつきあうわけですから、
投資家も金融機関も双方にとって
WIN-WINでなければいけません。

積立NISAで採用されるインデックス(指標)まとめ

国内 海外
全世界 先進国 新興国
株式 ・TOPIX
・日経平均株価
・JPX日経インデックス400
・MSCI Japan Index
・MSCI ACWI Index
・FTSE Global All Cap Index
・MSCI World Index
・MSCI World IMI Index
・FTSE Developed Index
・FTSE Developed All Cap Index
・S&P500
・CRSP U.S. Total Market Index
・MSCI Emerging Markets Index
・FTSE Emerging Index
・FTSE RAFI Emerging Index
・MSCI Europe Index
・FTSE Developed Europe All Cap Index
・Stoxx Europe 600
・MSCI Pacific Index
・MSCI AC Asia Pacific Index
債券 ・DBI総合
・Barclays Japan Government Float Adjusted Bond Index
・NOMURA-BPI総合
・NOMURA-BPI国債
・Citi-group World Government Bonad Index
・Barclays Capital Global Treasury
・Bloomberg-Barclays Global Aggregate Index
・Barclays U.S. Government Float Adjusted Bond Index
・Barclays Euro Government Float Adjusted Bond Index
・JP Morgan GBI EM Globa Diversified
・JP Morgan Emerging Market Bonad Index Plus
REIT ・東証REIT指数 ・S&P先進国REIT指数
・S&P米国REIT指数
・S&P欧州REIT指数
・FTSE NAREIT Equity REITs Index

こちらの表は採用されるインデックスの一覧ですが、
緑のインデックスはETFにも利用できるインデックスで、
かつ単一でも利用可能なものです。

なお、要件は決まりましたが
具体的な商品が決まったわけではありません。

実際の商品はこれらのインデックスを単一、
もしくは複数組み合わせた投信・ETFとして
提供される予定です。

今年の10月からつみたてNISAの受付が始まる予定ですから
それに合わせて、商品も決まっていくでしょう。

9月中には内閣総理大臣に提出されて、
バタバタと決まっていくのではないでしょうか。

インデックスに関する注意

様々なインデックスが採用されていますが、
基本的に各資産クラスで代表的なインデックス、
ということになります。

ですので非常に大雑把に言えば、
資産クラス内のインデックスは
どれも似たような動きをするはずで、
どれでもいいといえばいいです。

それでも選択肢としては多くて選べない!
ということであれば、iDeCo内に採用されている
インデックスと同じか同類(MSCI系、FTSE系等)
にしておくと無難だと思います。

つみたてNISAのメリットとデメリットは以下に
まとめていますのでこちらも参考にしてください。

【保存版】2018年から始まるつみたてNISA、10のメリットとデメリット

2018年(平成30年)から始まるつみたてNISA(積立NISA)。 当ブログでも、読者に徐々に学んでもらおうと、つみたてNISAの記事を少しずつアップしています。 今回はつみ…

↓期間限定の無料コンテンツをお受け取り下さい

資産形成メルマガ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です