1日たったの300円がもたらす驚異的な威力をご存知ですか?

こんにちは。林FP事務所の林です。

投資というとなにかすごく難しいことで、
気合を入れてやらないといけないような、
そんなふうに考えている人も多いかもしれませんね。

でも、実際には全然そんなことはありません。

むしろ日々の小さな工夫や努力がもたらす
強力な威力を正しく理解し
それをコツコツ実践するだけのことです。

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1日たった300円の節約があなたの人生を変える

あなたは毎日、いろんなところで
大小様々な金額のお金を使っていることと思います。

その中から、例えば1日300円だけ、
支出を減らすことはできないでしょうか。

缶コーヒーやペットボトルを買うクセのある人は、
少し本数を減らせないか、検討してみましょう。

もし毎日タバコを吸っているなら、
本数を減らせば300円ぐらいはすぐ達成できそうですね。
健康増進にもなるでしょうし一石二鳥です。

もちろん、毎日300円でなくとも、
3日に1回、1000円ぐらい支払っている何かを
やめてみるでもいいと思います。

1ヶ月で考えれば、約1万円ですから、
それに匹敵する支出でムダなものがないか
点検してみてもOKです。

どんな方法でも、1日300円ぐらいですから
やればできる範囲のことですよね。

1日300円というと年間では約11万円になります。
今や人生100年と言われていますから、
これを一生取り組めばなんと1,100万円です。

なかなか、すごい話になってきましたよ。

もちろんこれは何の運用もなく貯めただけの話ですから、
仮にこれを元手に積立投資の運用をしたとしましょう。

運用利回りはリスクのとり方によって様々でしょうから
いくつかのパターンでグラフにしてみました。

100年間の積立投資と資産残高のグラフ

元本と1%、3%、5%の三種類を見てみましたが、
5%ではなんと100年後に3億円になっています。

毎日たった300円を節約し、それを年利5%で複利運用すると、
なんと100年後には3億円になっちゃうんですね。

想像できますか?

3%ではずいぶん減りますが、それでも6,900万円。
元本から比べると6倍以上ですから、大したものですよね。

もちろんいろんなことを端折ってますし、
そもそも5%も複利なんて可能か?という話はあります。

でもここで言いたかったのは
インパクトを知っておこうということです。

ちなみに直近の100年間では、全世界株式で約3%、
米国株式では約6.5%の運用利回りとなっていますから
5%といってもそんなに的外れでもないでしょう。

逆に言えば、1日たった300円の無駄遣いが、
あなたの人生を破滅に追いやる危険性だって
あるということです。

お金というのは長期間、積み重ねるとスゴイことになります。

とにかくお金を使う習慣になっていることがあれば
徹底的にチェックすることをお勧めします。

積み立て投資の威力

積み立てる額が大きければそりゃいいですが、
そうでもなければ、少額でも構いません。

とにかく長期運用に徹する。

これが大事ですね。

ちょっと夢みたいな話になってしまったので、
ここで一度現実的な話に戻していきましょう。

もしつみたてNISAを使ったら?

来年からつみたてNISAが使えますが、
このつみたてNISAは長期運用に適した枠組みになっています。

2018年から始まるつみたてNISAと現行NISAを詳しく比較してみました。

つみたてNISAの年間投資上限額は40万円です。
ということは、一月約3.3万円。
1日1,000円ちょいです。

日々の節約でつみたてNISAの上限まで投資するのが難しければ、
ボーナスなどで40万円のうちの半分とか3分の2ぐらいをまかない、
残りを1日300円程度の節約で捻出してみてはいかがでしょうか。

決して、無理のない計画だと思います。

積立投資が失敗する最も大きな原因とは

つみたてNISA等を活用しながら投資が無理なく実行可能としても、
それが長期的に継続できなければ結局は意味がありません。

そこで、投資が失敗する原因を考えて
事前に対策を考えておきましょう。

投資が失敗する原因はいろいろあると思いますが、
一番大きいのは、投資家自身の問題です。

だって、1日たった300円ですよ。
生活が困窮しているような場合は別として、
それぐらいの資金が出せないはずがないんです。

だから原因は投資家自身にあることがほとんどです。

だいたい、以下のような原因だと思われます。

  • 投資に飽きてやめてしまったり、他の「魅力的な」投資にシフトする。
  • 投資が怖くなって、やめてしまう。
  • 予測が外れたと思ってやめてしまう。
  • 投資を忘れてしまう。

「魅力的な案件」というのは結構手強くて、
これを退けるのはなかなか容易ではありません。

金融知識を高めていくしかないと思いますが、
こちらの記事なんかも参考にしてください。

おいしい投資情報は存在するか?

次に投資が怖くなってやめてしまう問題ですが、
これはもう慣れるしかないと思います。

リスクを取って投資をする以上、
毎日値動きするのは当然です。

常に右肩上がりで進んでくれればハッピーですが
ほぼ確実に、そうはいきません。

大きく上がることもあれば、
自分が経験したことのないような
下げに見舞われることもあるでしょう。

対処法としては、
「気にしない」
「見ない」
ぐらいしかないですね。

あとは見ても平気な感覚を持つのもいいですね。
例えば100年以上の、超長期的な株価の推移グラフなんかを眺めると、
数年の値動きなんてアホらしくて気にならなくなります。

ジェレミー・シーゲルの「株式投資」の中に
200年間の米国株式の推移グラフがありますので、
自分が変な気を起こしそうになったら(笑)
このグラフをみて平静を取り戻すというのが
いいかもしれません。

もちろん、今後もそうなることが約束されているわけではないですが、
狭い視野から抜け出すための一助にはなるでしょう。

3つめの「予測を外した」と思ってやめる場合ですが、
予測をしている以上、このワナから逃れることはできません。

神様でもなければ100%未来を当てることは不可能です。

でも、なぜか人間、予想したがるんですよね。

確かに当たれば気持ちが良いのですが、
やればやるほど「確実に外れる」可能性が高まります。

外れたらやめるとなると、それは単なる一発勝負、
積立投資とは言えません。

対策としてはとにかく自信過剰にならないことです。
(自分の予想は当たるはずだ、という錯覚ですね)

謙虚になって、
「予想なんて出来るわけはない」と思うところから
実は投資が始まると僕は思っています。

となれば、一体どうすべきかというのが、
芋づる式に導かれたりするんですよね。

予測ができない、すなわちリターンが未知となれば
残された道は「資産を守る」こと。

予測不可能な状況で、あなたの大切な資産を
できるだけ守るためには、資産を分散していくしかありません。

…ということですよね。

これを個人レベルで合理的にやればいいということです。

最後の投資を忘れてしまうということについては、
簡単なようでちゃんと気をつけておく必要があります。

僕もそうですが、人間というのは
本当に忘れやすいです。

よほど投資が好き!という人でなければ、
自動で積み立てる仕組みにしておくことを
お勧めします。

まとめ

「お金持ちになるのに、能力の差はあまり関係ありません。」

僕はコンサルするときに、
こう言うことがあります。

すると

「え?(なんで?)」

という顔をされる方が多いです。

でも考えてみれば当たり前のことで、
お金(貯蓄)を増やしたければ
得たお金(収入)を使わなければいいわけで
それって能力とは関係ない話ですよね。

もちろん収入を増やすということであれば
能力が大きく関わってくるかもしれませんが、
一定以上の収入があり
基本的な生活ができて、多少の贅沢もできる…
程度なら問題ないでしょう。

あとは、やるかやらないか
それだけの問題だと思います。

もちろんそうはいっても簡単にはいかない、
ということはよくある話ですが。

少なくとも能力とはあまり関係なく、
また節約といってもそんなべらぼうな金額でもない、
ということはぜひ覚えておいてくださいね。

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