20万部の業界紙FPジャーナル9月特集号に掲載されました

FPジャーナル2018年9月号

こんにちは、林です。

毎月20万部発行のFP業界紙、
FPジャーナルの特集に僕の記事が掲載されました。

長期x分散x積立投資の特集ですので
FPでない一般の方にも是非読んでいただきたい内容です。

被災された方へお見舞い申し上げます

本題に入る前に、先日の台風と北海道の地震災害について
被災された方へ心よりお見舞い申し上げます。

といっても僕が住んでいる京都も結構被害が大きかったらしく
幸い僕の家では鉢植えが一つ大破して
瞬停や数分間の停電があっただけで済みましたが
近所の家では半日以上停電だったりも
したそうです。

それにしても北海道の地震は…
よりによってこんなタイミングで…

もちろんたまたま災害が重なっただけの可能性もあるのですが
いったいどうなってしまってるのか
やはりなにか異常事態が起きているような
そんな気にさせられてしまいます…。

20万部の業界紙FPジャーナルに掲載されました

さて話を戻しまして、FP協会所属のAFP・CFP®会員向けに
毎月発行されている業界紙「FPジャーナル」の9月特集号に
僕の記事が掲載されました。

FPジャーナル2018年9月号

今回は【「長期x分散x積立」投資を徹底検証】
という特集になっていて、FPも長期投資を
学び直して顧客アドバイスに活かそう!
という内容です。

実をいうと、FP以外の方にも読んでいただきたい
内容なんですよね…

しかし残念ながら会員向けの雑誌ですので
本屋で購入するというようなことはできません。

もし近くにAFPやCFP®のお知り合いがおられたら
必ず持っているはずですので
ぜひご一読頂ければ幸いです。

「徹底検証」というキーワードが入っていることから
各執筆者はデータと数式を駆使しながら
かなり苦心惨憺(さんたん)して書いています。笑

そのあたりも含めて、楽しんでもらえれば嬉しいです。

「長期x分散x積立」投資をするワケ

僕はこの中で「積立」部分の検証を担当しましたが
長期投資では長期、分散、積立の3つを意識して
進めていくことになります。

端的に言えば

  • 「長期」であることにより複利効果を得やすいこと
  • 「分散」することにより特定の銘柄、地域、通貨のリスクを受けにくくすること
  • 「積立」することにより収入を合理的に投資しかつタイミングリスクを受けにくくすること

ですね。

とにかく特定のリスクを避け、
マイルドに長く運用しようという戦略。

もちろんマイルドと言っても市場環境によっては
大きく価格変動もしますから注意は必要ですが。

この投資を実行するのに大変便利な道具が
インデックス投信(インデックスファンド)
なんですね。

インデックスファンドについては
昔書いた記事ですがよかったら
参考にしてください。

インデックスファンド、7つの「メリットとデメリット」を押さえよう。

長期x分散x積立投資はインデックスファンドを使うことがほとんどですから
長期分散積立投資を指して「インデックス投資」と言われることもあるようです。

もちろん狭い意味ではインデックスファンドや
インデックス連動ETFを購入すれば
インデックス投資と言えますが。

インデックス投資の是非

冒頭、災害の話をしましたが
先日このような記事を見かけました。

脱化石燃料へ株売り圧力 900超の投資家、事業転換促す(日経電子版)

9月5日付の日経新聞の1面にも掲載されましたが
ダイベストメントといって環境に悪影響を与える銘柄に対して
株式売却や融資引き上げなどの負の圧力を
加えることを意味するそうです。

インデックス投資家はこのような
機動的な動きは取りにくいです。

これがデメリットと言えばデメリットかもしれませんね。

ただ、記事内にもあるとおり世界株指数に対して
エネルギー株指数は近年低迷しています。

ということであれば世界株指数に含まれる
エネルギー株の割合も比例して低下しているはずで
インデックス投資家も自動的にエネルギー株から
ジワジワと撤退している形となります。

世の中の動きにそのまま追従する、
パッシブ投資というわけですね。

より積極的にインデックス投資をするには?

インデックス投資家が為す術がないかというと
別にそういうわけではありません。

上記の例で言えば、
市場全体のインデックスを保有しながら
エネルギー株インデックスを空売りすれば
実現可能です。

インデックス投資がどういうものなのか
深く理解するために具体的に考えてみましょう。

例えば全世界株式インデックス・ファンドには
エネルギー関連株が約6%含まれていますから
この6%を空売りすればいいわけですね。

全世界株の場合は海外ETFの空売りを使うので実現は難しいですが
日本市場であれば比較的簡単にできます。

TOPIXインデックスに含まれるエネルギー関連株は約1.1%。
(参考:業種別時価総額|日本取引所グループ

ですから、TOPIXファンドを100万円購入し
約1万円分のエネルギー関連ETF(コード1618/1635)
を空売りすればいいということになります。

ただ、知っている人はすぐに気づくと思いますが
この方法だとTOPIXファンドとエネルギー関連ETFの
両方で経費(信託報酬やエクスペンスレシオ等)がかかりますし
空売りのコスト(逆日歩や利息)もかかります。

さらにETFのの売買には手数料やスリッページなどの
コストもかかりますから決して効率のいい方法とは
いえませんね…。

ということで、やはり全体を分散して持つというのが
インデックス投資家は現実的だろうと考えます。

上記はあくまでも「理論的にはできる」
ぐらいに捉えておき、インデックス投資の
中身を理解する助けにしてください。

少々話が逸れましたが
長期x分散x積立(インデックス)投資は
基本を押さえれば誰でも実行可能です。

長期継続するにはそれなりの勉強も必要ですが
積立初期は少額ですので
まずは始めてみてはどうでしょうか。

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