The Economistより。中国の投資や消費の変化がもたらす世界的影響について。

30年間年率10%成長を続けてきた中国が、
ここ数年は7.5%台に落ち込んでいて、
その成長神話に陰りがでているというのは
みなさんご存知のとおりです。
(それでも、他国から見れば羨ましい成長率ではありますが)

そこで、中国の成長率の鈍化が他国にどのような影響を及ぼしているのか
ちょっと分析してみました、という記事が
The Economist 7/26号に掲載されていました。

かねてより新興国の動向を気にかけているので、
自分の勉強ということもあって、内容をまとめてみます。

(画像はdjandyw.comによる提供)

各国への影響

投資の落ち込みが主な影響で、
台湾の機械メーカーや、オーストラリアの真鍮生産者の
中国向けの輸出が伸び悩み、
香港の宝石店は売上は40%ダウンするなど、
世界各地で影響がでているようです。

一方で、牛乳の消費量が伸びていたり(アジア新興国にありがちな現象)、
30代の中国人女性が韓国化粧品販売店の最大の買い手だったりと、
個人消費に関しては明るい材料が見えてきています。

中国への輸出がない国々も
特に商品(コモディティ)、メタル市場の価格を通じて
大きな影響をうけているようです。

例えば石炭の価格は2011年と比較してほぼ半分に下落。
逆に自動車でよく使われる亜鉛価格は上昇傾向で、
過去にあった真鍮価格のような動きをしているようです。

記事では個人消費が最終的には重要と指摘していて、
例えば中国GDPに占める個人消費の割合が
2010年は34.9%だったのが、2013年は36.2%と
向上していることを挙げています。

コンドームが中国の成長を占う!?

記事では、「コンドーム」の消費の伸びも紹介していました。

あまり日本の記事でコンドームについての意見は見かけませんが、
海外の記事は面白い発見もありますねw

気分を害された方には申し訳ないですが、
投資や経済を見るときに余計な「偏見」は邪魔なだけです。

真面目な話をすると、コンドームの消費は、
幅広い指標を捉えることが多いらしく、
例えば都市化の程度とか、収入や教育費の伸び、
余暇時間などに影響を受けるとか。

中国のコンドームの輸入量は2007年から2013年にかけて、
約3倍の3,400トンに成長。

一方で原材料のゴムは2011年以降、約半分になったそう。
イケイケのメーカーCEOのコメントが挙がってましたw。

記事では中国の消費、コンドームや牛乳、自動車は
中国人が欲しいものを作る国は伸びるよ、
という予測のバイアスがかかっているとして

結局今後はどうなるか、分からないよ
といったトーンで終わってましたが、
さて実際はどうなるんでしょうね。

個人的な考え(あたるもあたらないも…ですが)は

  • 中国の労働人口のピークは2016年と予想されており、今後世界の工場(生産地)としての役割を徐々に小さくしていく。
  • 一方で莫大な消費市場があることから、消費地としての役割は増して行く。(←今回の記事で、少しこの考えが強化された)
  • 非常に長期的(30年程度のスパン)には、インドが生産地としての役割を担っていく。アフリカの消費が増えていけば、中国よりインドの方が地理的に近いので有利?

定型句で恐縮ですが、最終的な投資判断は、ご自身でお願いいたします。^^

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