リスクをとるにも、正しいとりかたと、間違った取り方があります。

最近、ブログをサボリ気味ですいません。

ライフプランのご相談が多いのと、
実は新サイトでの連載をはじめてまして、
それに少々時間を取られています。
(もちろん、言い訳ですw)

京都は気温の寒暖差が激しくて
若干体調不良というのもありましたが
そちらはほぼ復活してます!

連載については、プレスリリース後、
公開OKになれば改めてこちらでも
ご紹介しますね。

今日は最近ご相談の多いライフプランと
投資との関係性について少しお話します。

ライフプランの位置づけ

ライフプランは、文字通り
「人生の計画」です。

ですので、言葉自体にはお金以外のことも含んでいますが、
FPが使うときは「人生のお金の計画」ということになります。

計画ですから、当然目的や目標があって、
それを達成するための作戦を立てたり、
人生の途中で大きな問題がないかチェックしたり、
人生の新たな目標を定めるための材料に使ったりと、
様々に応用できるのがライフプランの特徴です。

僕は別に、

「ライフプランが神である」

というつもりは全然ありません。
僕が言いたいのは

「あらゆる計画が(あなたの)実体を創っていく」

ということなんですよね。
計画という二文字の中に、
ライフプランも含まれているよと。

で、「お金の」計画の順番として
おおまかにいって

「ライフデザイン」→「ライフプラン」→(必要なら)「投資プラン」

というのがある。

と、そういう位置づけなんです。

ライフデザインが一番前に来ていますが
まぁ考えてみれば当たり前のことで
(おおまかであれ)人生の希望や夢(ライフデザイン)があって
そのあとにお金の計画(ライフプラン)、
さらに人によっては資産の活用計画(投資プラン)
がある、といった流れになります。

(じゃぁ、ライフデザインってどうやって考えるの?
という素朴な疑問はあると思います。

実はライフデザインの前段階にも
いろいろあってそっちも奥が深いのですが、
今回は省略します。)

どうしてライフプランが投資プランより先なの?

最近、マイナス金利が大きな話題となっていますね。

以前から雀の涙だった預金金利はさらにゼロに近づき、
「運用は株式等のリスクを取ってやらないとリターンがない」
ということがまことしやかに言われるようになりました。

で、投資に興味のなかった方も、
イヤでも投資に関心を持つようになり
「じゃぁ一体どうすればいいの?」
というご相談が増えるという、
そういう流れにあります。

投資は始めようと思えば、誰でも簡単に始められます。

それこそ証券会社に口座を開いて入金し、
クリックひとつ(か二つぐらい?)で
株でも投資信託でもすぐに買うことができます。

でもそれって、投資ですか?

もちろんいろんな考えがあるので
「それこそが投資だ」
という考えも否定はしませんが
長期投資(少なくとも長期的な資産形成を目指す)なら
「どれだけ続けられるか」
がとても重要な要件となります。

少なくとも見た目の金銭の増減をリスクと言うなら、
株式を購入したときからリスクを負うことになります。

金銭リスクを負うということは、
当然、ライフプランにも影響を与えます。

しかも長期投資であるなら
将来的に「ずっと」リスクを与え続けます。

仮にも、投資うんぬんの前に
ライフプラン(人生の金銭計画)の足腰がしっかりしていないなら
どう考えても投資のリスクに対峙し続けることは
難しいのではないでしょうか。

これが、

まずライフプランをしっかりさせましょう、
と僕が口を酸っぱくして言い続けていることの
意味になります。

もちろん、銀行や証券会社はそんなこと
一言も言ってはくれません。

そんなことしてたら、銀行や証券会社は
儲けが減ってしまいますからね。

ほとんどの投資が残念な結果になってしまうのは
こうした事情もあると思っています。

リスクを取るのはなにも投資だけじゃない

既にジュニアNISAも始まり、世の中投資、投資と
(証券)投資ばかりが先行していますが、
お金のリスクはなにも投資だけではありません。

忘れがちなのですが
一番大きな資本は「人的資本」です。

簡単に言えば、
あなたが会社からもらう、
お給料です。

この人的資本がどうなるか?によって
投資なんかよりも遥かに大きなリスクを
背負っています。

リストラされるのはイヤですが、
可能性としてはゼロではありませんし、

そこまでいかなくとも、
やっぱり自分のやりたいことにチャレンジするために
転職や独立を選択するのも、
大きなリスクと言えます。

そうした大きなリスクに耐えられるような
安定したプランを持っておくというのは、
特に家族を持つ大人として
大事な責任ではないでしょうか。
(いやもちろん、独身だろうと、大事ですが)

もちろん僕も事前にたくさんの計画を立て、
家族とも長い時間をかけて情報を共有し、
そして独立をしたわけです。

こういうプロセスをきちんと経なければ、
独立なんてリスキーなことはできませんからね。

リスクを取ることがまずいといっているのでは決してなくて、
むしろやりたいことがあるんなら、たった1度の人生ですから、
積極的にリスクは取ってもいいんじゃないでしょうか。

ただし、それを支える計画(ライフプラン)があって
初めて安心してリスクを取れる、ということなんですね。

不安が先行していては、
取れるリスクも取れなくなってしまいますし、
逆に無謀なリスクを取りすぎてヘタしたら破綻コース、
ということにもなりかねません。

そういう残念なこと、
危ないことから身を守ってくれるのが
事前の「計画」なのです。

まとめ

ちょっと長くなってしまいましたが
まとめると

  • 投資のリスクはライフプランに影響する。
  • リスクは投資だけではない。個人事業主、転職を考える場合もリスクは大きい。
  • リスクが顕在化しても耐えられる計画(ライフプラン)を、まず持つべき。

ということです。

さすがに、僕の読者さんには
おられないとは思いますが、

「投資でなんとか人生を逆転しよう」
などと考えている人は
順序がまるっきり逆ですので
注意してください。

(世の中にはそういう間違った誘導をする
コンサルもいるみたいなので
話がさらに厄介なんですが…。)

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