年末年始に読みたい本、2018年版

今年も、2017年僕が読んできた本をベースに、
年末年始でお勧めの本をご紹介します。

今年は投資関連本はほとんどありませんが、
投資の知識というのは
なにかスゴイ目新しいことが出る事は
まずありません。

むしろ、基本に忠実に淡々と進めるほうが
良い成果が出ることが多いですので
来年も焦らずいけばいいでしょう。

それよりも「自分に投資」する本の方が
大いに価値があると思います。

2017-2018年末年始に読みたい本

偉そうにご紹介と言っていますが、
正直、本なんてものは個々人で好きなものを
目一杯読めばそれでいいと思っています(笑)

ただし、できれば全く読まない
というのだけは避けたほうがいいですね。

ビジネス書はもちろん、古典でも
マンガでも小説でも絵本でも、
なんだっていいので、
読むことは大切だと思うからです。

これからは動画の時代だとかなんとか言う人は居ますが、
それはテクノロジーが比較的低コストで
動画を扱えるようになってきただけの話で、
だからといって人間の特性が変わったわけでも
何でもありませんからね。

今までテレビを見ていた時間が、
YouTubeに置き換わっただけの話でしょう。

情報を取得したり伝えたりする手段として
相変わらず文字は強力ですし
長い時間と多大な労力をかけて執筆・編集された本には
やっぱり読むだけの価値があるものが
多いと思います。

あくまで僕の独断と偏見です(笑)

僕はたぶん人よりも記憶力が弱いので
本を読む時はメモを取ることが多いです。

で、2017年にメモを取りながら読んだ本を数えたら
65冊ありました。

中には試験勉強で読んだテキストも混じってますし
逆にメモを取らずに読んだ本もありますので
実質的に60冊前後は読んでると思います。

たったの60冊からですが
その中から僕が良かったと思う本
読んでないなら、是非読んで欲しい本を
独断と偏見でピックアップしますので
何かの参考になれば幸いです。

なお、必ずしも2017年の新刊というわけではないです。

少々古い本で、単に僕が読んでなかった本も
混ざっていますのでご了承ください。

都合のいい読書術[新書版]バカになるほど、本を読め!(神田昌典)


単行本は数年前に出版されているようですが
2017年に新書版が出たので読んでみました。

個人的にはマーケターという印象の強い
神田昌典さんですが、この方は非常にマルチで、
何でもこなす方のようですね。

僕なんて不器用ですから、
到底真似ができそうにありません(苦笑)

神田昌典さんは日本最大級の読書会、
リード・フォー・アクションの創設者でもあり
この本も半分ぐらいが読書会いいよ
という内容になってます。

リード・フォー・アクションの良し悪しはともかく
読書会を通じて本を読むというのは
非常にいい体験だと僕も思います。

例えば僕はアクティブ・ブック・ダイアログ(ABD)
という読書会に誘われて
何度か参加したことがありますが
事前の準備は(ほとんど)いりませんし
2、3時間ぐらいで結構分厚い本でも
きちんと内容を把握できるから時間効率はすごくいい。

しかも、他の人の視点も得られて
自分一人では絶対思いつかないような
「気づき」もあるので収穫はとっても大きいですね。

読書の効率を高めたいビジネスパーソン、
読書から新鮮な学びの体験を得たい好奇心旺盛な方は
読書会というスタイルがぴったりだと思います。

まぁ本書で言うような「奇跡的な」
というのは言い過ぎかもしれませんが(笑)
興味深い体験が出来ることは確かです。

もう一つこの本の主張は、
本は目的をもって「つまみ食い」してもいいよ、
ということです。

その手段としてフォトリーディングを勧めていますが
フォトリーディングはともかく、つまみ食いというのは
確かに検討に値するかも知れません。

とりあえずつまみ食いしておいて、
後で新しい気付きがあったときに、
元に戻って精読してもいいでしょうし。

特に最近の本は「消費」型の本も多くなってきてますので
そういう本は要点だけ押さえておくでも構わないかも。

僕も来年から、新しい本の読み方も
チャレンジしてみたいと思います。

本の読み方の新しい視点が欲しい人は、
まずはこの本から是非どうぞ。

スリープ・レボリューション(アリアナ・ハフィントン著、本間徳子訳)


本当に豊かになりたいのなら、何を置いても、まず睡眠から始めなくてはならない。

これは本書の「はじめに」の一文ですが、
この言葉の意味がわからないなら、
真っ先にこの本を読む必要があると思う。

最近では睡眠不足が酔っぱらいと同等の
認知能力低下をもたらす、などと言われ
睡眠の重要性が少しずつ認識されつつありますが
まだまだ全然、道半ばじゃないでしょうか。

「不眠不休で頑張る」

とか、

「徹夜続きのプロジェクトを完遂した!」

とか、不眠や睡眠不足を礼賛したり
ショートスリープで頑張れる自分って素敵、みたいな、
誤解は依然として多いですよね。

ぐっすり眠れば気持ちいいのは誰でも知ってますし
頭も冴えて仕事の能率も上がるのは分かってるはずなんですが
およそ200年前の産業革命時代に作られた「睡眠=悪」という
古典的な思い込みから抜けられない人は今だに多いです。

(この思い込みを作り上げるのに夜を照らす照明を発明した
あのエジソンが一役買ったという逸話も載ってます)

さて、この本の一番の魅力はなんといっても
その「文献やエビデンスの多さ」です。

巻末に小さな文字でまとめられた
文献、エビデンスリストだけで
49ページもあり、その数なんと
1,000を超えているようです!
(多すぎて数えられません!笑)

これだけ豊富な文献とエビデンスを参照しながら
歯切れのいい文章で、我々の古き悪しき「常識」を
小気味よくぶち壊してくれるから痛快そのもの(笑)。

僕はどちらかというとロングスリーパーなので、
元々普通の人よりは睡眠重視派だったのですが
流石にここまで人生に関わる事とは思ってなかったですから
この本はいい意味で衝撃でした。

人生を本当に豊かにしたい人、
仕事でとにかく成果を出したい人は
まずはこの本で睡眠の重要性を
腹の底から理解してくださいね。

睡眠関連本では「スタンフォード式 最高の睡眠(西野精治著)」
も有名みたいですが、こちらは睡眠テクニックに
主眼を置いているようです。

僕は「スタンフォード式」はまだ読んでませんが、
「スリープ・レボリューション」にも睡眠方法に関して
豊富な記述があるので、まずはこの1冊で十分かと思います。

2日で人生が変わる「箱」の法則(アービンジャー・インスティチュート著、門田美鈴訳)


いわゆる「自己変革」本の一つだと思いますが、
内容は秀逸で分かりやすく、視点も斬新です。

旧版は2006年(日本語版は2007年)に出版され
以後20近くの言語に翻訳され、新板が2017年に
出版されたといいますから、既に古典の域に
入っているかもしれません。

今回この本に出会えたのはラッキーだったと思います。

ありとあらゆる紛争は「共謀」の仕組みにあり、
まずはそれを理解するところから始まります。

共謀というからには、
相手も自分も「同じ目的を持って」
紛争(けんか)をしているということですね。

なんだか分かったような分からないような
気がすると思いますが、本書を読めば納得できます。

これを解決するためには、自分の意識が作る「箱」から抜け出して、
共謀の仕組みの「外」に出る必要があると説きます。

まぁ、何でもそんなに簡単にうまくいくものでは無いと思いますが(笑)
それでもこういう仕組みや図式を知っておき
対処法を心得ておくだけでもかなり気が楽になりますし
実際に少しずつ人間関係も改善していくかもしれません。

良い人間関係あっての、良い人生です。

お金というのはその付属品とでも
考えれば良いかと思います。

少しでも人間関係を良くしたい、
人間関係に悩んでいる人は、
本書を手にとってみてはいかがでしょうか。

GRITやり抜く力(アンジェラ・ダックワース著、神崎朗子訳)


個人的にこういう本は好きです(笑)

どんな時もやり抜く力というと、
昭和の精神論みたいな匂いがして
古臭いイメージがありませんか。

僕も盲目的な精神論は大嫌いです。

でもこの本は、
成功した人にはどんな「特性」があったのか
長期間に渡る調査研究の結果を元に
結局「やり抜く力が大事だよね」ということを
現代的な視点で改めて示した点に
価値があると思います。

ちなみに、成績優秀とかそういうのは
長い目で見てあまり関係ないそうです。

結局昔から「成功するまでやれ」みたいな感じで
とにかく最後まで諦めずにやるのが大事、
と言われてきましたが、いよいよそれが
エビデンスとしてはっきりしてきたということでしょうか。

ただ、ここでいうやり抜く力というのは
寝る間も惜しんでとか、睡眠時間を削ってとか、
そういう短期決戦の話ではないです。

そもそも睡眠時間を削ることはエビデンスベースで見ても
誤ったアプローチですからそれは最初から論外。

で、この本で言っているのはもっと長距離走的な、
何年も何年も諦めずに努力し続ける、
そういうことを言っています。

ま、当たり前ですよね。

たった1、2年ぐらいですぐ諦めて
別の事を始める人が、何か一つでも
成功するとも思えませんので。

そういう意味では至極当然というか、
当たり前の話を長々としているだけなんですが(笑)
やっぱり大事なんだなと、認識を新たに
しておくことは決して無意味ではないでしょう。

教科書にない「お金の増やし方・守り方」(大江英樹著)


「どこでそんなに書いてるんですか?」

っていいたくなるぐらい筆の早い
大江英樹さんの著書。

元証券会社勤務らしく
投資に関する著書が多いですが
特徴として「投資心理」に
フォーカスしたものが多い印象です。

この本も投資心理や
金融商品を選ぶ際の「バイアス」等を
50の事例と共に紹介しています。

人間の心理というのは
意思決定の根幹にあるものですから、
この心理や感情というのは
結構厄介なんですよね。

金融商品はあくまでも「勘定」の商品ですから、
感情を差し挟むべきではないということは
重々分かっているのですが…。

ということで、マネー系の本を一冊推奨するとしたらこれです。

ただ、僕は大江さんの本を全てチェックしたわけではなく、
他にも良書があるように思います。

これに限らず、ご自身に合うものを1冊選んでみてください。

(番外編)三国志1(吉川英治著)


ビジネスや投資とは全然関係ないですが、
(いや、上の本も直接は関係ないか…苦笑)
最近ハマっているのがこの吉川英治氏の三国志。

ちょっと文体が古くて読みにくい部分もありますが、
大体の流れが汲めれば十分楽しめます。

というか、グイグイ引き込まれるストーリー展開に
やっぱり天才なんだな、と感嘆してしまいます。

まだ第1巻を読み終えたぐらいですが、
今後の展開が楽しみで仕方ありません。

仕事の合間の息抜きにというのと、
リーダーがどういう発言や行動を取るべきなのかを
少しでも学びたかったというのがあって読んでます。

ビジネス書ばかりでなく、
こういう本も混ぜるといいですね。

2017-2018年末年始お勧め本まとめ

いかがでしたでしょうか。

まぁ、これはあくまでも僕の独断ですので
ピンとくるものがあったら参考にする、
程度でいいと思います。

今回は、投資関連本をほとんど挙げてませんが
投資本はとにかく「古典」を読み込むことをお勧めします。

古典には過去から今日に及ぶ
叡智が詰め込まれていますので
ビジネス書や新書で新しい投資法を学ぶ、
というよりもはるかに価値があろうかと思いますね。

過去のおすすめ書籍記事も参考にしてください。

書籍・教材記事一覧

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