SBI証券のつみたてNISAで毎日積立てたらどうなる?実際にやってみました。
こんにちは、林FP事務所の林です。
2018年から始まるつみたてNISA。
僕はSBI証券で始める予定ですが、SBI証券は毎日積立てることも可能です。
SBI証券で、実際に積み立て設定をしてみました。
目次(タップでジャンプ)
SBI証券でつみたてNISAを始める
基本の復習になりますが、つみたてNISAや一般NISAというのは、通常証券を売買するための特定口座や一般口座の「上」にある口座です。
ですので、例えばSBI証券でつみたてNISAを始めたい場合、つみたてNISA口座だけでなく、(普通は一般ではなく)特定口座もセットになります。
これは一般NISAやつみたてNISAの非課税期間が終了するとき、NISA枠内にある証券の受け皿を予め用意しておかないといけないためです。
まぁ、銀行で言えば定期預金だけが目的の口座開設でも、総合口座も一緒に開設しないといけないというのと同じかなと。
SBI証券の証券総合口座を未開設の場合
SBI証券の口座開設申込みフォームにアクセスし、NISA、つみたてNISA申込み欄の「つみたてNISA」にチェックを付けて申し込んでください。
あくまでも「証券総合口座」を開設するときに、NISAやつみたてNISAが付属している、という感じですね。
なお、これから申し込む人は個人番号の通知も必要になります。
SBI証券に口座開設済みの場合
僕自身がつみたてNISAの申し込みをしてしまっているので、恐らくですが、ログインした画面の右側に「つみたてNISA」への申し込みボタンがあると思われます。
例えば僕の場合であれば、「つみたてNISA」から「一般NISA」への変更申し込みボタンがあります。
この申し込みボタンをポチッとすれば、つみたてNISAの書類請求フォームが現れるはずです。
送られてくる書類に必要事項を記入して返送すれば、手続き完了となります。
多分、こちらの記事と同じ流れじゃないでしょうか。
SBI証券が「つみたてNISA」の予約受付開始。早速やってみました。
証券口座開設やつみたてNISA口座開設について、詳しくはSBI証券にお問い合わせください。
つみたてNISAで使えるSBI証券の積立設定
さて2018年から始まるつみたてNISAですが、実際にどうやって積み立てていけばいいのか悩みますよね。
僕もどんな感じで積立てていこうかと考えていましたが、どうせやるなら、標準的な毎月積み立てではなく毎日積み立てたらどうか?
と考えてみました。
実はSBI証券では最近、毎月積み立てだけでなく、積み立て選択肢を大幅に増やしています。
↓
SBI証券の新しい積立と、つみたてNISAに向けた注文サービスとは
具体的には
- 毎日(毎営業日)積立
- 毎週好きな曜日で積立
- 指定の複数日付で積立
- 隔月積立
から選べます。
当然今までどおり、毎月指定の日に積立てるというのも可能。
また、NISA枠ぎりぎり注文や、課税枠シフト注文など、(詳細は上記記事参考)どう考えても「つみたてNISA対策」のサービス拡充を行ってきました。
これを実際に使ってみよう、という狙いです。
あ、いや、毎日積み立てたらお得とか、何かが有利とか、そういうことは特に無いと思います。
購入頻度を上げたら暴落時の最安値でも買い付けできますが、逆に最もピークの高値掴みも確実です(苦笑)
でも、1回の買い付けを少額にして分散(時間分散)することで時間のリスクを減らすことは可能です。
この時間分散はだいたい毎月でいいと言われていますが、折角なので何か面白いことをしてみたい、という素朴な動機です(笑)
普通にやるなら、オーソドックスに毎月積立てで十分実用的かと思います。
ただし毎月積み立てでも、毎月33,333.333…円とキリの悪い数字になるため、NISA枠ぎりぎり注文などは必要に応じて活用してみてください。
つみたてNISAって何?という方は、つみたてNISAについてまとめた記事があります。
つみたてNISAをイチから学びたい方は、まずこちらを御覧ください。
↓
【保存版】2018年から始まるつみたてNISA、10のメリットとデメリット
SBI証券のつみたてNISAで積立てる投信を選ぶ
つみたてNISAで購入可能な投信ラインナップは、全て「購入時手数料無料(ノーロード)」です。
ですから、購入手数料に悩む必要はなく、何度売買してもコストがかさむことはありません。(売却・解約時の信託財産留保額は別)
ただし、NISAもジュニアNISAもつみたてNISAも、一度購入して使った投資枠は売却しても復活しません。
ですので、回転売買には全く向かない、ということは必ず覚えておいてください。
基本はどんどん積立てていくのみです。
では実際にどのような投信を選べばいいのでしょうか?
何か決まった答えがあるわけではないので、こればかりはご自身で考えて選択していきましょう。
どうしても決まらないようであれば、必要に応じて専門家などの意見も参考にすれば良いかと思います。
(その場合、売り込みリスクを避けるため、商品販売に関わらない人に相談するのがベター)
で、僕はいろいろ考えてこちらのバランスファンドとしています。
世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)
このファンドを選択した事情はこちらの記事に書きました。
2017年のリバランスは「投資家コストを抑える」バランスファンドで!
リバランスにも、積立てにも使えるということですね。
ただしこれはあくまでも僕個人の考えですので、あなたはあなたの戦略で考えてください。
ちなみにややこしいのですが、
- 世界経済インデックスファンド(株式シフト型) ー つみたてNISA不可
- SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型) ー つみたてNISA可
という二つのファンドが存在していて、上の通りつみたてNISAで使えるかどうかが異なります。
運用会社もコストも同じ、名前や内容やコンセプトもほぼ同じなので非常に紛らわしいですが、つみたてNISAを選択する場合は「SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)」になります。
たぶん、つみたてNISA(専)用に設定したファンドかなと思いますけど(なにせ使用開始日が年末の2017年12月28日!)実際は運用会社に聞いてみないとなんとも分かりませんけどね。
SBI証券のつみたてNISAで毎日積立てる場合の設定
投資銘柄も決まりましたし、早速積立ての設定をしてみたいと思います!
営業日数の計算
営業日数はだいたい240日と言われていますが、実際に計算できるサイトがありましたのでご紹介。
(こちらのサイトで紹介されてました)
計算すると、2018年は245日の営業日数と出ました。
一方、SBI証券の積立て設定画面を見ると、1ヶ月あたり23日の買い付けとの表示もあります。
もしそうだとすると、23日x12ヶ月で276日となり、大分食い違うことになります。
積立額の計算
ではつみたてNISAの上限額40万円を245日で割ると、
1日あたり約1,633円
となります。
ただしこれは難なく解決しました。
実は、SBI証券の方で自動計算してくれるようなのです。
SBI証券のつみたてNISAの画面はこんな感じになってました。
積立てコースを毎日にすると、自動的に設定金額の上限額を1,619円と計算してくれます。日数換算すると、年間247日の発注となります。
1銘柄だけなので、上限金額を入力して「試算する」で簡単に設定ができました。
年間積立上限の40万円を超えたらどうするか
ただ、SBI証券オリジナル機能であるNISA枠ぎりぎり注文設定をするにしているのに、40万円を超える金額を設定できないのは少し疑問が残ります。
40万円を超えた時の設定のはず…なんですが??
本当はきっちり40万円の枠を使い切りたいのですが、このままだと107円分(?)余してしまいそうです。
この107円分を、別途手作業で買い付ける、というのはどうもでき無さそうですし…。
まだ始まったばかり(始まってもない?)制度ですので、多少の使いにくさは仕方がないのかもしれません。
まぁ、それでもネット証券(SBI証券)はすごく頑張っている方だとは思います。
SBI証券によるつみたてNISAに関してはこちらの記事もお読みください。
SBI証券のつみたてNISAで困った!SBI証券の積立設定を変更しました。