資産配分の定期チェック (2015/1)。
資産配分(アセットアロケーション)は
定期的にチェックして、歪があればリバランスをする、
というのが定番の運用法です。
個人的にここのところ流動性資産が増えていたこともあり、
配分を全面的に見なおしていましたが、ようやく落ち着いてきました。
僕個人の資産配分が正しいとかいうわけではありませんが
一つの参考になれば。
自分の過去ログの意味でも、記録していこうと思います。
目標と現状の差を把握しましょう
資産配分をチェックするためには、
まず目標を立てないといけません。
目標がなければ現状の課題も分からず、
単に資産の棚卸しをするだけになってしまうからです。
資産配分の目標の立て方はいろいろあると思います。
ざっくり立てる人もいれば、きちんとした理論的な根拠が欲しい、
という人もいるでしょう。
考え方の例として
納得いく最適アセットアロケーション(資産配分)とは?
なども参考にしていただければと思います。
僕はこんな感じの目標にしてみました。
国内株式、海外株式、海外債権の合計が54%と半分以上で、
若干、リスクを大きめにとっています。
その他資産というのは伝統的な分散投資とは異なる、
亜流の投資先です。
この目標に対し、現状はこんな感じになっています。
ほぼ目標に一致しているように見えますが、
海外債権の割合が大きめになっています。
よりわかりやすくするために
両者の差をとるとこんな感じ。
それほど大きな差ではないですが、
海外債権が多めになっていて
その分他の資産クラスの割合が低下しているのが分かります。
もちろん理由は分かっていて、海外の優先株式ファンドを買ったからですが
(優先株式の分類は悩みますが、今回は海外債券に分類しました)
全体の目標からいえばこれ以上買い進んではいけない、ということが
よく分かりますね。
個々の資産クラス「内」の投資先については
今回は触れませんが(次回ぐらい?)
インデックス・ファンドであれば
各資産クラス別、インデックスファンドの実質コスト、資産、売買高比率を一挙比較
記事も参考にしてみてください。
資産配分が崩れたらリバランスします
評価額が変動してもう少しバランスが崩れたら、
目標に戻す「リバランス」となりそうです。
ただしリバランスは頻繁にする必要はなく、
年に1、2回ぐらい、定期的でいいと思います。
そのときに資産の棚卸しをして、
必要に応じてリバランス戦略を立てればいいでしょう。
あるいは資産の棚卸しをする時間すらない、
という超多忙な方は勝手にリバランスをしてくれる
バランス型ファンドを選択してもいいと思います。
(できればローコストなものを選択してください)
投資に慣れるまではバランス型ファンドに任せ
だんだん慣れてきて知識も蓄えられてきたら
インデックスファンドを組み合わせていく
というステップでもいいかもしれません。
投資の理屈はだいたい決まっていますが、
投資のステップは人それぞれ、千差万別です。
スイス・ブラック・スワンや、
ギリシアの左派圧勝など、
いろいろと喧(かまびす)しい昨今ですが、
あまり個々のイベントにとらわれすぎず、
マイペースでできる投資を目指しましょう。