「SIMロック解除」で家計へのインパクトは?格安SIMの攻略法
SIMロック解除が、
5月から義務付けされました。
これでケータイやスマホはようやく
「キャリア」から開放されて、
機種も、料金も、利用者の側で
自由に選べるようになりました。
SIMロック解除に関しての詳しい解説や、
活用法を網羅したサイトは
沢山あると思いますので、
ここでは僕の経験から
実際にうまく活用していくポイントを
書いてみたいと思います。
SIMロック解除ってナニ?活用法は??
詳しい内容や技術的解説は
他のサイトに譲りますが、
SIMロックを簡単に言えば
ケータイやスマホなどの
「機種」と、モバイル通信会社である
「キャリア」を強制的につなぐ手段でした。
キャリアとしては機種の魅力とキャリアの魅力を
一緒にアピールしたほうが売上があがりますので
顧客の囲い込みなどの手段として
SIMロックを活用してきたわけです。
ただ、海外では当たり前のSIMロック解除(SIMロックフリー)
が日本では全く進んでなかったため、
機種間の競争(Apple vs Sumsungなど)が
あたかもキャリア間の競争みたいになってしまい
結果として通信費の競争が進まず、
ケータイ料金が高止まってしまう
という問題にもなっていました。
子どもの小遣いがケータイ代に消える、とか、
ケータイ代が家計を圧迫している、とか
いわれて久しいですが、
根底にあるのはSIMロックだったんですね。
そういうわけで、総務省が指針を出し、
今回のSIMロック解除の義務付けと
なったわけです。
iPhoneでも格安SIMが使える衝撃。
そんなSIMロック解除なんですが、
具体的なメリットはおおまかに
二つあります。
- キャリアを気にせず、機種を自由に選べる
- ケータイ代(モバイル通信費)を大幅に減らせる
例えば、
ソフトバンクモバイルがiPhoneを取り扱い始め、
その後破竹の勢いで成長したのは
ご存知だと思います。
しばらくして、auもiPhoneを扱い、
かなり経ってからようやく
ドコモもiPhoneを扱いはじめました。
SIMロックされていると、
キャリアが機種を用意しないかぎり、
使うことができないため
ドコモユーザーはもどかしい思いを
していたと聞きます。
SIMロックが解除されれば、
今後こうした問題に悩まされることも
ありません。
欲しい機種はどこからか購入して、
その後SIMロックを解除して
ほかのキャリアのSIMを挿せば
使えてしまうからです。
僕は格安SIMを使うために
今はAndroid スマホ(Xperia)を
使っていますが、
通信費が同じでiPhoneが使えるなら、
またiPhoneに戻っても
いいかもしれません。
今使っているSIMはそのまま使って、
新しい機種だけ用意すればいいからです。
そういう意味では、
機種変更(機種変)と同時に
キャリアを乗り換えるというような
変な「慣習」も減り、
本当に魅力的なキャリアにとっては
よい環境になっていくのでは?
とも思いますね。
格安SIMの話が出たついでに、
ふたつ目のメリットである
通信費のインパクトについて
ちょっと触れてみたいと思います。
家計へのインパクトは?
僕の経験では、通信費は「大幅に」減る印象です。
以前、ソフトバンクモバイルのiPhoneを
ヨメさんと二人で使っていた時のモバイル通信費は
必ず月1万円を超えていましたが、
今は IIJmio の
高速モバイル/D ファミリーシェアプランという
格安SIMを利用することで、
月3,000円ちょっとと、ソフトバンクモバイル時代に比べて
約3分の1程度の通信費に抑えられています。
月7,000円の節約として、
年間8.4万円、10年間で84万円になりますから
軽自動車が1台買えるレベルの節約効果です。
iPhoneの残債がありましたから、
実質はもう少し節約効果は小さいですが
それでもかなりの節約効果があります。
解約料払っても半年ぐらいで
投資回収できるレベルでしたから…。
しかも、格安SIMを使ってても
正直、全然困らないんですね。
使い始めた当初は
「利用枠(クーポン)を超えたらどうしよう!?」
なんてビクビクしながら使ってましたが、
今では
「どうやってクーポンを消費しよう」
という逆の悩み(苦笑)。
というのも、毎月10ギガの
クーポンがもらえるのですが、
家族全員で使っても全然
そこまでいかないんですね。
残ったクーポンは翌月繰越できますが、
繰越とかもう不要ですので、
もっと安いプランの登場を
期待したいところです^^
一つだけ気をつけて欲しいのは
データ通信専用SIMを使う場合、
電話は「IP電話」を使うことになります。
IP電話は安くていいのですが、
やや使いにくい面もあります。
実際に使った印象としては
- 音声の遅延がやや大きい
- 呼び出しが不安定なときがある
などがあります。
僕の環境だけかもしれませんが、
一応注意しておきましょう。
結局、どうすればいいの?
格安SIM経験者として
SIMロック解除を利用した
お勧めのプランとしては
- iPhone、Androidなどの本体 + 格安SIM。必要に応じて音声通話機能を付けて。
- 格安スマホ
のいずれかですが、
本体+格安SIMプランは
使えるまでのステップがややこしいので
やや上級者向けです。
その代わり、自由度も、節約度も、
ハンパないです。
2年縛りも、基本ありません。
本体の選択肢も、山ほどあります。
僕は中古ケータイ(俗に「白ロム」)を
購入して使っています。
中古ケータイ(白ロム)を扱っているサイトに
例えば
ムスビー
などがありますので、
うまく活用してください。
僕もムスビーで購入しましたが、
そのうちSIMロック解除された
iPhone中古とかも流れだすでしょうね。
本体を選ぶ場合、余裕があれば
テザリングできるかどうかにも
注目してみてください。
テザリングできれば外出先でノートPCとかから
ネットができるので、とっても便利です。
さらに余裕があれば、
セルスタンバイ問題
にも注意してください。
セルスタンバイ問題の無い機種なら
SMS機能無しでも問題なく使えます。
その分、通信料(月150円程度)がお安くなります。
以上、いろいろと最初は面倒ですが
長い目で見れば本体+格安SIMがお勧めです。
本体+格安SIMの場合、
音声プランをつけるかどうかを悩みますが、
後から音声プランを追加できることも多いですので、
まずはデータ専用でいいと思います。
その後、IP電話はやっぱり使いにくい、
ということであれば、音声通話機能を
追加しましょう。
ちなみに僕は今だにデータ専用です。
あまりケータイで電話しませんので、
今のところこれで十分なのです。
2番めの選択肢として
いわゆる「格安スマホ」があります。
格安スマホの代名詞として
「イオンスマホ」が有名ですね。
本体+格安SIMよりは多少お得度は下がりますが、
その分、使えるまでの手間が少なくて楽、
というメリットがあります。
このあたりは、あまりギチギチに
節約ばかり考えず、それぞれの事情で
選べばいいと思います。
格安スマホは他にも
Niftyやhi-hoなども手がけているようですので、
家電量販店の店頭や、ネットのまとめサイトとかを参考に
自分に合うものを探してみてください。
SIMロック解除が浸透していけば、
今後もっと魅力的なプランも
出てくる可能性があります。
選択肢が増えると、
本当にワクワクしますね。
以下、具体的なプランについて。
本体+格安SIMや、格安スマホで
とりあえずお試ししたいという場合、
いくつかプランがありますが、
現状ならDMMがお勧めですね。
DMMのシングルプラン(1G/月)は月660円、
シェアプランでも2,140円と最安です。
(業界大手のIIJmioとプランが似てるので、
ライバル意識丸出しのような気が…)
他にもいろいろ調べましたが、
やっぱりここが最安でした。
ということで、早速僕も、
検討してみます。
特に問題なければ、さらに
通信費を抑えられそうな雰囲気ですので
(^^y
2年縛りとかなくて、
通信費をどんどん下げられるのが
SIMロック解除の魅力ですね〜。
家計がお得になって、さらに
機種も自由に選べるなんて最高ですよね。
皆さんも楽しみながら、
どんどん検討してみてください!