CNPトレカ事業とCNPトークン、CNP(NFT)との関係について解説します
こんにちは。ファイナンシャルプランナー(FP)の林です。マネリテや株投資の話だけでなく、暗号資産やNFTの発信も積極的にしています。
KDDIのαU1周年記念イベントで数量限定・無料配布されたCNP(CryptoNinja Partners)トレカが大人気となったことを受け、発足したCNPトレカプロジェクト。
このCNPトレカプロジェクトの全体像について、現時点で分かっている情報から解説・整理、考察してみました。
目次(タップでジャンプ)
CNPトレカプロジェクトの生い立ち
まずCNPトレカプロジェクトの生い立ちについて整理していきます。
発端はαU1周年記念イベントで登場したCNPトレカです。顛末についてはこちらの記事にまとめています。
簡単に振り返ると
- 史上初のCNPトレカがαUの記念イベントで数量限定で無料配布された。
- CNPオーナーはもちろん、転売ヤーも巻き込み、初日は現場が一時騒然となるほどの人気を博した。
- 2日目以降は抽選となり騒動は収まったが、CNPトレカの可能性の一端を感じさせる出来事だった。
- CNPトレカはフリマアプリ(2次市場)で数万円から十数万円程度で実際に取引された。
という流れです。
この盛況っぷりを見てCNPトレカの可能性が見出されました。
またCNPがWeb3クラファンサービスのフィナンシェ(FiNANCiE)へ参入するタイミングを見計らっていた状況とも重なり、フィナンシェで資金調達してプロジェクトを推進するCNPトレカプロジェクトがスタートしました、という流れです。
CNPトレカプロジェクトの概要
というわけでフィナンシェ内にて「CNPトレカプロジェクト」コミュニティが2024年5月15日に発足しました。
CNPトレカプロジェクトの1次情報はこちらのコミュニティに掲載されていますのでぜひコミュニティにご参加(フォロー)ください。
参加は無料で、今のところプロジェクト情報も無料で公開されています。フィナンシェのコミュニティに参加(フォロー)するには、まずフィナンシェアプリで新規ユーザー登録を済ませてください。
フォローだけならWebからもできます。
以下、フィナンシェの1次情報、その他の情報から、まずはCNPトレカプロジェクトの概要をお伝えします。
CNPトレカプロジェクトのミッション
CNPトレカプロジェクトのいずもんさんの投稿から抜粋します。
(CNPと)密に連携しながら、CNPトレカ事業の成長とCNPトークンだけにとどまらず、CNPの文化を含めたIPの価値向上を目指していけたらと思っています。
フィナンシェ内CNPトレカプロジェクト進行より
CNPトレカプロジェクトのサポーター特典
CNPトレカプロジェクトのサポーターには特典が付与される予定です。
サポーターとは
フィナンシェ内CNPトレカプロジェクト進行より
- フィナンシェのCNPトークンを一定数以上保有(数量は調整中)
- CNPトレカパスNFT保有(発行数上限あり、調整中)
また特典はTCG開発進捗投稿閲覧、TCGテストプレイ動画視聴権、TCG WIP、テストデータカードプレゼント(抽選)、その他限定品購入権利、大会、イベント招待などです。
CNPトレカをガッツリ応援したい人にとっては、魅力的な特典ではないかと思います!
CNPトレカプロジェクトの運営方針
モノリス株式会社
モノリス株式会社はCNPトレカ事業を進めるために新しく立ち上げる法人です。位置づけをいずもんさんの言葉から引用すると
事業とコミュニティ運営は別々になります。
フィナンシェについてはCNPコミュニティ、トレカ事業についてはモノリス株式会社が担当します。
フィナンシェ内CNPトレカプロジェクト進行より
となっています。モノリスがCNPトレカ事業の成長と収益責任を負う形のようですね。とはいえCNPを冠したトレカ事業ですので、CNPコミュニティとのコミュニケーションも必須です。その点は考慮されていて、以下のメンバー構成をみると分かります。
CEOはPARDEY株式会社のyonsanさん。上場までされた企業を創業された方で、今はCONNECT Web3をミッションに掲げ、Web3の社会実装に尽力されています。
ついでCXOはいずもんさん。いずもんさんはKDDIのαUの1周年イベントでCNPトレカを大成功させた立役者です。事業サービスの全体設計やアライアンスを担当します。
CCO(Chief Community Officer)にBoxさん。CNPを知っていてBoxさんを知らない方はいないと思いますが、BoxさんがCCOを担当することで、CNPコミュニティとモノリスとの太いコミュニケーションのパイプができます。我々CNPホルダーにとってとても心強い存在です。
モノリス株式会社とトークンの関係
フィナンシェのトークンが価格(価値)をもって売買される以上、株式のような性質も持ち合わせることができます。CNPトレカプロジェクトは事業体が株式会社のため、株式とトークンとの関係、特に金銭や権利関係を確認しておくことも大事です。
要はモノリスやCNP運営が金銭、権利という視点でCNPトークンをどのように扱うか、という点です。
通常であれば株式会社の資金は株式発行により集められます。
一方で今回の資金調達はフィナンシェのCNPトレカプロジェクトのトークン発行で賄われます。この場合の出資者は初期サポーター(フィナンシェのトークンホルダー)となりますが、この資金がモノリス株式会社に取り込まれた場合、モノリスの株式はどう扱われるのでしょうか。
シンプルに考えればフィナンシェの初期サポーターに株式を割り当てる、となりそうですが、その場合2次でCNPトークンを購入した人(株式は付与されない)と扱いが大きく異なることになり不公平(?)となります。ではCNPトークンの価格を上げていくことになるのかですか、それはまだ不明です。
要はCNPトレカプロジェクトの利益の出口が株式なのか、トークンなのか、です。CNPトレカプロジェクトが株式(Web2)型なのか、トークン(Web3)型なのかは、トレカプロジェクトがコミュニティをどこまで巻き込めるかを左右する、めちゃくちゃ重要な部分です。プロジェクトの根幹の一つ、といっても過言ではないでしょう。
ここはみんな注視しているはずです。
CNPプロジェクトのビジョンは「Web3時代のIPを創る」です。そのビジョンを重視するなら、CNPトレカプロジェクトのリターンもトークン(Web3)型で分配するのがWeb3のビジョンにふさわしい、となるのではないでしょうか。
もちろん法的な課題等諸々あるとは思いますが、元々IPを創るみたいな壮大なミッションを掲げているプロジェクトですので、ここは従来とは違うなにかを期待したいところです。
CNPトークンを投資として見る場合には大変重要な部分ですので、今後公式発表等を待って記事を更新したいと思います。
CNPトレカプロジェクトとCNPの関係の整理
CNP運営(株式会社バケット)はモノリス株式会社とライセンス契約を結び、CNPトレカ売上の一部をライセンス料として受け取る契約をする模様です。またCNPファウンダーのRoadさんの話によると、フィナンシェコミュニティ自体はCNP運営の管理だとのこと。
なかなか複雑ですね。
現時点で把握できているCNPトレカプロジェクト、モノリス株式会社、CNPの関係を整理しておきます。
まだ体制の最終発表がありませんので僕の想像も入っていますが、概ねこんな感じと思われます。
上でも書いた通り、CNPトークンで集めた資金がどこにいくか、またそのリターンがどこに流れるのか興味深いですね。
2024年4月29日のCNPロードショーの中で「CNPトークンを発行するとCNP(NFT)の価値が希薄化する恐れがあり、当初は躊躇していた。その懸念は薄らいだのがCNPトークン発行を決めた理由の一つ」というお話がありました。
とすると、CNPトークンには(あまり)価値をつけない方針なのかなと受け止めました。そうであれば、CNPトークンに利益は分配せず、CNP(NFT)側にライセンス料が入ってくるのみ、というシンプルな形になりますね。
ライセンス料だけでなく、CNPトレカ事業が拡大すればCNPの知名度も向上し、CNP(NFT)への好影響が期待できます。そのためCNPホルダーコミュニティはCNPトレカ事業を応援するインセンティブがあります。
どうなるにせよ、引き続き両者が密に連携しながら互いに発展していくことを期待しましょう!
CNPトークンとCNP(NFT)、どちらを選ぶべきか?
モノリスは置いておくとして、CNPにはCNP(NFT)とCNPトークンの2つが投資先の候補となります。
トレカ事業のリターンがCNPトークンに反映されると仮定すれば、CNPトレカを応援したい場合はCNPトークンを買う。CNPプロジェクト全体を応援したいならCNP(NFT)を買う、という選択かなと思われます。
CNP(NFT)はCNPトレカ事業の株式会社とトークンの関係のような複雑さはなく、CNPの収益はシンプルに運営費とCNPホルダーに還元されます。そのためWeb3型の投資を体験したいなら、CNPトークンよりもCNP(NFT)がよりシンプルで直接的であることは間違いありません。
CNPトークンは気軽に買えるメリットがありますが、本気で投資したいならCNP(NFT)も検討してくださいね!
CNPトレカ事業とCNPトークン、CNP(NFT)との関係まとめ
CNPトレカ事業がモノリス株式会社の発足により本格的にスタートしました。
CNP運営とCNP(NFT)、CNPトレカ事業、CNPトークンの関係について発表されている情報をもとに僕なりに整理、解説しました。
全体がなかなか複雑ですし、未発表で不明な部分もあるので最終形ではありませんが、とても興味深いプロジェクトですので今後も随時更新していきたいと思います。
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