NISAのキャンペーンまとめと比較

各証券会社、銀行はNISAをあてこんで顧客を獲得しようと、キャンペーン競争を繰り広げています。しかもNISAは当初4年間で証券会社または銀行のいずれか一つでしか口座開設できませんので、銀行、証券間の競争もヒートアップしています。

このページではNISAのキャンペーン情報をまとめて比較してみます。

キャッシュバックや手数料引き下げ等が多いですが、
少しでもお得にできればそれに越したことはありませんからね。

銀行のNISAキャンペーン比較
2014-03-02 18.03.01

銀行のキャンペーン比較

口座開設やNISA口座で投信購入などで1,500円から2,000円のプレゼントが多いようです。

住民票取得代行というのも結構多いということが分かりました。

正直、投資のリスクと比較すれば2,000円ぐらいもらったところであまり意味がないと思うので、自分の時間を稼ぐという意味で住民票取得代行をお願いした方がよっぽどお得なんじゃないかと思います。

銀行のNISAキャンペーン比較
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(2014年8月現在)

証券会社のキャンペーン比較

証券会社の場合、銀行とはうって変わって、
買付手数料無料というキャンペーンの多さが特長です。

ここに銀行と証券会社のビジネスに対する姿勢の違いが見てとれますね。

銀行は主に販売手数料で稼ぎます。
ですので、同じファンドでも証券会社よりも買付手数料が高い場合もあり、
そこを無料にするのはハードルが高いわけです。

一方の証券会社では、
元々回転売買のトレーダー向けの手数料体系でもあることから、
特にネット系証券の手数料はそもそも低めです。

なので、それを無料にすることは銀行よりもハードルが低くなります。
面白いのは、老舗大手の野村証券などは銀行と同じようなキャンペーンを打っています。

このことから野村証券が銀行に近いビジネス(高い手数料で儲ける)を行っているんだな
ということが推測できます。

銀行が高い手数料を取っても証券会社と同じ商品が売れるのは、
高い信用力とブランド力がものを言っているんだと思われますね。

(ちなみに投資商品をブランド志向で買っても全くメリットはありません。
 それどころかコストがかかって逆に投資パフォーマンスが落ちたりとデメリットもあります。
 それが車とかとは違うところですね)

ちなみに投信などでは
販売手数料が1%を超えるものもあります。100万円分購入すれば、手数料は1万円。

2,000円程度のキャッシュバックなんて、あっという間に吹っ飛びます。

投資は合理的に行えばいいので、手数料から言えば
NISAは証券会社が適している
といえるでしょう。

餅は餅屋ということです。

証券各社の比較でいうと、
松井証券がダントツにアグレッシブです。

NISA口座の恒久無料というのもさることながら、
売買(買い付けだけではありません)手数料を無料にする、
買っても売っても無料というのは今のところ松井証券しかありません。

他のところは、買い付け、つまり買うときだけ無料で、
売るときは手数料をもらいますよ、ということです。

また、2015年からですがマネックス証券が
NISA口座の全商品の買付手数料無料
というキャンペーンを2014年8月に打ち出しました。

もともと海外ETFに強いマネックス証券ですが、
それを惜しげもなく前面に押し出した内容で、
注目に値すると言えます。

今までは手数料がネックでしたが、
海外ETFは国内ETFよりも魅力的な商品が多く、
手数料が国内並になるなら投資家としては
非常に大きなメリットとなります。

マネックスはネット証券大手一角ですから、
松井証券のように2015年だけでなく、
是非その後も継続するなど
投資のリーダーシップを発揮して欲しいところです。

本当に長期投資を考えるなら

NISAのキャンペーンは確かに嬉しいんですが
現状ではNISAが時限制度であることに
注意する必要があります。

例えば10年、20年と長期で投資していく場合、
NISA制度が終了すればキャンペーンも当然無くなりますので、
証券会社の手数料は元に戻ります。

NISAで積み上げた500万円分の証券を
売却する手数料を計算して、

「え、こんなはずでは…!」

とならないよう、証券会社は最初から慎重に選びたいところです。

NISAだけでなく、そもそもの手数料体系がどうなっているのか、
とうことも知った上でトータルで選びましょう。

証券各社のコストはこちらの比較記事を参考にしてください。

証券会社の手数料を徹底的に比較しました。

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