証券会社22社の手数料を徹底的に比較しました。

こんにちは。林FP事務所の林です。

各証券会社とも、いろいろな特色を打ち出していて
投資家にとっては嬉しい限りなんですが、
中でも手数料については誰もが気になるところかと思います。

手数料が安い証券会社間での比較はすでにいろんな方がされていますが、
普段はあまり比較されないような手数料が高い会社もまとめて一挙比較してみました。

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証券会社の手数料比較

通常の株式取引、ネットでトレードできる
主要証券22社の手数料を比較しました。

2014-05-28 13.58.16
(2014年4月時点、株式現物取引手数料。クリックして拡大)

表の左半分が1日定額制手数料、右半分が1約定毎の手数料になっています。

また、緑色の部分は列内での手数料TOP3で、
手数料の一番低いところが一番緑が濃く、順に緑が薄くなっていきます。

これを見るとよくわかるのですが、
GMOクリック証券の手数料の安さが際立っていますね。
1日定額、1約定共にトップクラスの低コストっぷりです。

次に頑張っているのが意外とSBI証券とかではなく、内藤証券です。

SBI証券の手数料が安いのは規模の経済を考えればそれなりに理解できるのですが、
内藤証券がここまで安く出来る理由が不明です。

どう考えても、SBI証券に喧嘩を売っているとしか考えられません(笑)。

まぁ我々ユーザーとしてはありがたい事なんですが。

1約定毎なら安藤証券やむさし証券なんかも健闘していますね。

そして忘れてはならないのが、松井証券でしょう。
1日10万までなら手数料無料なんてところ他にありません。

キャンペーンとかではなく、あくまで標準手数料が無料ですからね。
しかも松井証券のNISA口座なら手数料は恒久無料です。

まぁNISAが時限措置だと考えての措置だと思いますが、
NISAが恒久化したらどうするつもりなんでしょうか。

以上、独断ランキングにまとめてみました。

証券会社比較ランキング

1位:SBI証券

SBI証券

投信キャッシュバック率トップ、品揃えは業界随一で何でもそろいます。バランスのいい証券会社。

「投信マイレージ」でおなじみのSBI証券のキャッシュバック率は、業界内でもトップクラスです。投信残高1,000万円以下は 0.1%、1,000万以上は0.2%と高額キャッシュバックで、SBIレギュラーカードと組み合わせればさらに1.2倍のキャッシュバック(ただし2018年2月終了、以後の投信マイレージ活用法はこちら)になります。

カブドットコムや松井証券のようなアグレッシブさは無いものの、品揃えの豊富さとバランスでトータルの使いやすさはダントツだと思います。

取引手数料 取扱ファンド数 特長
96円〜 2,500本以上(業界トップ) ネット最大手の一角。住信SBI銀との連携も注目したい。

【コメント】キャッシュバックが大きいので、まずはSBIをメイン証券として他証券会社は目的を特化して使うのがいいと思います。複数の証券会社の口座管理が面倒なら、マネーフォワードのようなアグリゲーションサービスも上手に利用してください。

詳細はこちら

2位:カブドットコム証券

フリーETF+NISAでETFの最強ロケーションに

低コストETFは長期投資に適した商品ですが、カブドットコム証券はグループのMAXISシリーズETF(フリーETF)の取引手数料をNISAとは関係なく、継続的に無料としています。さらに、カブドットコムのNISA口座を利用すれば、ETFの配当金も非課税となりETFの最強ロケーションとなります。(参考記事:ETFは分配金を税引きしてもファンドに勝てるのか?

特に長期でETFに投資すると積立額が大きくなり、いざ資金が必要になったときの売却手数料がバカになりません。そのためフリーETFは長期投資に有利な選択肢の一つです。

取引手数料 取扱ファンド数 特長
MAXIS ETF(13銘柄)は無料、他990円〜 490本 大手MUFG傘下、ETFのマーケットメイク実績等

【コメント】フリーETF以外の取引手数料は高いので、フリーETF(+ノーロードファンド)が良いでしょう。

詳細はこちら

3位:松井証券

松井証券

1日約定10万円以下無料の老舗。NISA口座の取引手数料もずっと無料

もともと手数料は低い松井証券ですが、NISA口座では一歩進んで、全ての銘柄の取引手数料を無料としています。このため、NISA口座での個別銘柄、ETFのロケーションとして適しています。カブドットコムとの違いは、松井証券は「NISA口座および1日約定10万以下は無料」、カブドットコムは「フリーETFはNISAに関係なく無料」ということになります。

ETFを少額で積み立てたい、NISAの恩恵をフルに活かしたい場合は狙い目の証券会社と言えます。

取引手数料 取扱ファンド数 特長
10万円まで無料、NISA口座は無料 ETF以外の投信はなし ネット証券老舗。少額取引手数料安い。

【コメント】1日約定金額を10万円以下にして何日かに分けて発注する手も。とにかく少額で積み立てていきたい場合は手数料率が大きくなるので、とにかく無料のメリットが大きくなります。

詳細はこちら

証券会社手数料比較まとめ

手数料以外の証券会社の特色は?

他の証券会社も手数料以外に特色があって、まとめると

  • 松井証券のNISA口座は取引手数料恒久無料
  • カブドットコムではMAXISシリーズETFの取引手数料無料
  • SBI証券では投信残高に応じて投信マイレージ(キャッシュバック)あり。約0.1〜0.2%。SBIカードでさらに1.2倍に。

また、SBI、楽天、マネックス、カブドットコムを4大ネット証券なんて言ったりしますが、
だからといって手数料が一番安いわけではないことには注意しておきたいです。

証券会社を賢く使い分ける方法

意外と中堅証券各社の方が、魅力的な手数料やプランを提供していたりして、
面白いですよね。

もちろん大手には圧倒的な商品品揃えという武器がありますから、
そのへんは賢く使い分けていきましょう。

例えば

  • ETF投資は松井証券のNISA口座を使って、手数料無料で。MAXIS ETF+NISAならカブドットコムで。
  • インデックス投信は投信マイレージが使えるSBI証券で。

と、商品ごとに証券会社を選べば
最適なロケーション戦略がとれます。

以上、証券会社の手数料比較でした。

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